2013年02月14日

20120616 cafeminhos

 3日間ほど様子を見ておりましたが、どうやらメール攻撃は止んだようであります。しかし憤懣はやるかたないと見え、事実関係を記載した記事は削除されてますな・・・このように、自分たちに都合の悪い事は徹底的に排除する、というこの偏狭な姿勢こそが、彼らの「ままごと」の本質を露呈していると思います。


 http://yamacafe.jugem.jp/?month=201206


 では、当時掲載された記事のうち「創立者」によって変更される前の原文の状態で再掲載しておきましょう。なお、この文面は、その後の「チーム六甲山カフェ」の意向、その後の彼らの行動や展開を正当に反映したものではない事を申し添えておきます。


山カフェプロジェクト:六甲山カフェBLOG - JUGEM

20120616 cafeminhos @「六甲山カフェ」

お客様各位


 残念なお知らせですが、このたび芦屋保健所からご指導があり、私たちは「六甲山カフェ」・「山カフェ」・「ATEYA」・「どいぱん」・「cafeminhos」・「ROCKCAFE」の呼称、旧「六甲山カフェ」独自の営業日・営業時間・連絡先・URLの告知など、「大谷茶屋」とは別の活動をしていると認定される恐れのある全ての表記を使わない事に致しました。旧「六甲山カフェ」すなわち洞窟部分の営業は、限定的ながら継続されます。

 あくまで私たちの活動は、「大谷茶屋」のお手伝いであり、その範囲を逸脱しないことを確認し、「おでん」を調理・販売する傍らで、「大谷茶屋」の営業許可の定める範囲内での飲食物と物販のみを行ないます。誤解のないようよろしくお願い申し上げますが、今回のご指導は複数の芦屋市民の苦情が発端となり、あくまで営業主体と許可品目の再確認と、それに関連した表記の廃止であって、健康被害に関するものではございません。

 しかしながら、「カフェを山に持ち込み」総体として山を楽しみ考えようとしたコンセプト、その象徴としての「六甲山カフェ」という呼称やロゴ、それらを使用したデザインその他一切のものが、今後使えなくなるということは、このプロジェクトの創設者、これまで支援してくださった関係者各位、運営スタッフ一同、そして何よりも活動を支えてくださった多数のお客様に対して、大変申し訳なく残念きわまりなく思います。

 このプロジェクトそのものは永遠に生き続けるものですが、その具体化としての「六甲山カフェ」は幕を閉じます。上記ご指導により、このブログも今後の更新はございません。今後は、新しく開設された「大谷茶屋」のブログをご覧ください。

 

 http://otanichaya.jugem.jp/

 

 なにぶんにも急なご指導であったため全く準備ができておらず、デザインもなにもない状態のブログではありますが、私たちは新しくここからスタート致しますので、どうかこれからも今まで通りご来店いただき、洞窟内の「異空間」をお楽しみくださいませ。

よろしくお願い申し上げます。


 


                          旧「六甲山カフェ」スタッフ一同


posted by jakiswede at 12:34| Comment(0) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月30日

20130129 せやからいうてるやんか

 天は吾に試練を与えたもうた。しかしなんびとも吾をひとところに留め置くこと能わず。要するにねえ、事実をきちんと見据える事ですよ。あのアタマの腐りきったインテリヤクザの口車に乗るな、目を覚ませ、それは間違ってる、いい加減にしろ。きみらみんな洗脳されてる。彼は自分の手は決して汚さずに、人をうまく操って動かす事にかけては天下一品なんや。私の父もそうやったから、私は幼少の頃からそういうやり方を見てきた。インテリちゅうもんは、どれもだいたいおんなしようなもんや。口が上手いから気をつけろ。ちょっと聞いたら、「あっそうか・・・」と思ってしまう。ほんでついうっかり「チーム六甲山カフェ」なんてなにげなく黒板に書く。「なんでもやっていいんや」と思ってしまう。「違うんや」と、なんぼ私が言うても全然聞こえない。「話し合いのすえ決まった事」と思い込んでしまう。でも、それは絶対に違うんや。よく考えろ。今回の彼の行動が良い例や。それはみんな見ててわかってるはずや。彼が僕らを守ってくれたか ?? 半年も姿を現さんかったやないか ?? その間、役所や警察と対峙してきたんは誰や ?? 次になんか起こったら、裏切られるのはきみらやで。それがわからんか ?? それだけやない。責任は「大谷茶屋」にかかるんや。彼は同じ論法で逃げる。そのための準備は怠りない。アタマがええんや、きみらに太刀打ちなんかできるもんやない。だから、反論があるんやったら膨大なメール送り付けてこんと、堂々とブログ上でやったらどうや ?? 

posted by jakiswede at 09:28| Comment(2) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月26日

20130123 せやからいうてるやんか

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 さて、私が「六甲山カフェ」で何をしたかったかということについて、少し触れておきましょう。ご承知のように、私は六甲山の北麓である神戸市北区道場町で農業をしております。ひとりで、ほとんど「自然農法」に近いやり方で、農薬や化学肥料はもとより機械も使わず、放任栽培に近いやり方で作っておりますので、収穫物の均一性と収量は全く安定しません。従って、農産物を出荷して換金することによって生計を立てることは出来ません。しかしこの米や野菜たちは、立派に育っていて、きちんと調理すれば大変おいしい。農作業の手順も見極めもほぼ身に付いたし、そろそろ外へ出ていろいろ試したいと思っていたので、前々から打診のあったこの話に乗ったわけです。月に何度かの営業ですから、その程度ならば野菜や穀物を販売できるし、「指導」があるまではキムチ・味噌・バジルぺースト・赤シソドリンクなども販売していました。カレーやシチューに入れる野菜やスパイスはほとんど全て自家製、最近ではパンの小麦も自家製です。これは、私の身の丈に合った商売であると同時に、まあまあ健康な男一匹が、一生懸命働いて得られる作物を、最大限利用して換金出来るのがせいぜいこのくらいだということを、身をもって示すことになるのです。大切な事は、口先だけでなく、本当にやってる人間の姿を見せる事、話をしたり聞いたりするのが好きな人は多いけれども、また聞きではなく、やってる人間だからこそ直接出てくる会話の中身が大切だという事です。自分のためにベストを尽くす、それが人のためになる筈です。そこには、微塵も嘘があってはいけない。


 自分の作ったものを店に出してお客様に食べて頂いて対価を得る、「六甲山カフェ」から得られる現金収入は、月額にして合計3万円程度です。それに畑から採れたものを出来るだけ無駄なく使って料理を出したり加工食品を作ったりしてものをあわせても、所詮手作りでは物量が知れておりまして、年間50万円程度にしかなりません。これを日本国憲法第25条1項において定めているところの「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」に照らして、それを行使するに足る金額が単身世帯の場合年間300万円であるとすれば、なんとその6分の1ということになります。これは「誤差」ではなく「格差」であって、このケタ違いの格差で現代社会を生きている私という人間を、芦屋という土地柄の「六甲山カフェ」という場で目の当たりにして考えてほしかった。


 つまり、都会の雑踏を離れて山に登る人たちは、生活に「経済性」を持ち込みすぎることの歪みに気付いているであろう。現代の日本社会が、他国との経済格差の上にあぐらをかいて、化石燃料の相場に支えられて成立している事に、薄々気付いているはずだ。或いは「スロー・ライフ」や「田舎暮らし」にあこがれる気質があるかも知れない。しかし、それをどのように、どの程度、実際の自分の生活に取り入れるかは、極めて慎重に判断しなければならない。なぜなら6倍の格差があるからです。不用意に田舎暮らしなんて始めてしまうと、生活水準が6分の1に転落するからです。これを個人の努力で吸収することは容易ではない。しかし、持続可能な生活様式を探求するためには避けて通れないテーマであって、誰もが薄々感じている関心事であると思います。もちろん押し付けはしない。しかし私のパンや料理を食べてもらえれば、コーヒーの淹れ方だけでも見ていただければ、心ある人ならば自ずから感じるものがあるでしょう。それを切り口に話の進んだお客様も多く、その中には私の料理を食べて関心を持ち、私のところへ畑仕事をしに来た人達もある。そして一緒に味噌作りなどをする。このような考え方や行動をシェアしたい。私が「六甲山カフェ」で伝えたかったことはそういうことです。その意味で的中率は極めて高かった。


 この試みは、「六甲山カフェ」のなかで、かなり特殊ではあったかも知れないが、うまく機能していたように思います。毎週の早朝朝市では野菜は完売するようになり、山に来る人ばかりでなく、近所の散歩の人や、わざわざ街から買い物に来たり飲みに来たりする客もありました。中には小麦にアレルギーがあると思い込んでいたのに、私のパンを食べても反応が出ないので、よくよく調べてみたら、アレルゲンは小麦ではなく食品添加物だった事がわかった人もいた。ちなみに、私もおそらくそれが原因で舌癌となり、舌の一部を切除しています。アフリカ・ブラジル・中東の料理を舌でまねた料理が多く、母国の人たちに褒められたこともあります。ムスリムの人たちにも安心して食事をしていただけるように、完全にハラールな材料だけでランチを出し、その筋に情報を流したらインドネシア人を中心に来客が増え、彼らが山登りをするようになった。これこそ「六甲山カフェ」による国際貢献だったと思います。そして忘れて欲しくないのは、毎月テーマを決めて選曲したBGMです。音楽こそは「カフェ」に必須のものだからです。しかし、「銀シャリ」を正しい日本のご飯と思っている人に、私のシチューやインディカご飯をたたき返されたことや、パンというとふわふわの食パンが正しいものと考える人が、私のパンを犬にやってしまったこと、滝の音の邪魔になるといって静かなBGMでさえ消さなければならなかった事もあります。なにか新しい事を始めると、反発を食らうのは慣れっこなので、それなりにそつなく対応してきましたが、多くのお客様にとってみれば「面白い存在」だったのではないか。私の試みは、「山」そのものには直接関係ないけれども、このプロジェクトの趣旨を広い意味で捉えれば、充分馴染んで余りあるものだったはずです。


 2012/04/01より、「六甲山カフェ」の代表を私が務めることになりました。それを機に、私は、店内の衛生状態を改善するために徹底的に清掃し、恒常的な湿気から電化製品を守るためにそれらの保管方法を変更したり、漏電事故や感電から運営スタッフを守るためにアース設置工事をしたりするなどの改善に乗り出しました。排水が芦屋川に垂れ流しになっていることから合成洗剤の使用をやめて石鹸に切り替えたり、排水を浄化するための手作りの装置を考案しているグループと会合を持ったり、代表と運営スタッフ間の金銭の流れを見えるようにして、税務調査が入っても困らないようにバランス・シートを作ったり、コーヒーやワインの仕入れ先を変えて、それらの楽しみ方を提案できる情報をお客様と共有できるようにしたり、「大谷茶屋」の古くからのお客様と一緒に「高座の滝」周辺の文化的な価値を残そうとして資料を集めたり、興味を持つ人たちに開かれたホームページ作りを計画したりしてきました。「六甲山カフェ」を単なる飲食店とせず、お客様に安心して過ごしていただきたい、運営スタッフを事故から守りたい、家主様である「大谷茶屋」に迷惑をかけたくない、そして「文化」を守りたい、個人的には上に述べたような私のコンセプトを共有できる場として活用したい、しかし「山にカフェを持ち込む」事によって起こるあらゆる影響について、善悪の別を問わずにみんなで考えていきたいという気持から出た行動でした。善悪を問わずに考える事、都合の悪い事にも平等に目を向けなければならないと思ってきました。


 芦屋保健所から呼び出しがあって「行政指導」を受けたのは、手作りの排水浄化装置の設置に着手しようとしていた矢先のことでした。「やられた」と思いました。私には、それまで事故もなく「六甲山カフェ」が営業できてきた事の方が不思議でした。だから、代表を務める限り、急いでいろんなことを改善したかった。それに手を付けはじめたばかりだった。気がついたものから始めていたので、まさか「名義」について問われるとは思ってもみなかった。しかし逃げるのは嫌だったので、それについて調べはじめたら、いろいろな点で、私たちが「六甲山カフェ」を名乗る事は困難である事に気がついた。それで、わかった事をみんなに知らせて、ともに考えようと働きかけたが、結果的に全てはその時点で止まり、全く予想もしていなかった事だが、私が全面的に撤退する事になってしまったのは、別の記事で述べた通りです。

posted by jakiswede at 23:10| Comment(0) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

20130113 せやからいうてるやんか

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 天は吾に試練を与えたもうた。落胆は大きく、怒りは心頭に達して流れ出でるべき道を知らない。やりきれない思いでいっぱいだ。一部の方は既にご承知のように、私は「六甲山カフェ」から全面的に撤退しました。私を支えてくださった皆様に、これについてご説明申し上げておく事は最低の礼儀と思い、これをしたためております。上の写真は、私が辞める事を決めたミーティングの次の営業日に、「六甲山カフェ」の創始者が、たまたまその日手伝いに来ていた事情を知らぬ元メンバーに書かせ、店内に掲示して写真に撮り、自分のブログに公開したものです。私は当時、代表を務めておりましたが、このような表現によって我々の置かれていた難局を曲解し、根本的な解決から逃げる事に反対しておりました。にも関わらず私の在任中に店内にこのような掲示をする事は、いくら創始者でも、余りにも人の気持を無視した排他的な行為と言わざるを得ません。まして写真に撮ってブログに公開するなど言語道断、降りかかった火の粉は払わねばならず、このような「自分たちさえ楽しければ良い」という、他を省みない自己中心的な「チーム」意識こそが、「六甲山カフェ」の活動を狭め、クレームが相次ぐようになった原因であるとの思いで、この記事を書かせていただきました。


 私の言っている事は極めてシンプルで当然な事です。すなわち、「六甲山カフェ」は飲食店です。万人に開かれた店です。飲食店として営業するには、食品衛生法の規制を受け、食品を製造・販売するには、それに応じた各種許可が必要であり、その範囲内でしか営業できません。それが最低限のルールです。しかし「六甲山カフェ」をスタートさせた人たちは、そのことに全く無頓着だった。なんでもやって良いと思った。たとえば菓子製造業の資格がないのに、パンやサンドイッチ、クッキーやデザートなどを製造販売した。しかも衛生管理がずさんで目に余るものがあったので、市民の通報があって保健所から行政指導が入った。私は当然の報いだと思ったが、彼らはそうは思わなかった。私は世の中の仕組みが我々の思い通りになっていない事がわかったのだから、どうすれば問題なく我々の思いを実現出来るかを、みんなで考えようと提案した。しかし彼らは通報されたという被害妄想にとらわれ、全く欺瞞に満ちた詭弁を振り回して私を攻撃した。ここに、私と、私以外のメンバーとの間に修復不可能な亀裂が入り、ほかにもいくつかの問題を抱えていた私は、もうこれ以上彼らを束ねていく力が私にはないと判断して、全く不本意ながら撤退を決意した。以上がことのあらましです。


 指導の内容は大きく分けてふたつありました。ひとつは「六甲山カフェ」という呼称の事。すなわち飲食店営業許可を受けている主体は「大谷茶屋」であって、それとは別の呼称を持つなど、個別の活動をしていると認定される全ての表現を用いることは許されないということです。具体的には、「六甲山カフェ」・「ATEYA」・「どいぱん」・「cafeminhos」などの呼称を用いること、「日替りマスター制」という責任の所在を曖昧にする表現、営業日・営業時間・連絡先・メニューなどについての独自の告知をしないようにということでした。


 もうひとつは販売品目の事。すなわち「大谷茶屋」の営業許可の内容は「おでんやうどん」であって、直前に最終加熱されたものと、製造許可を受けた業者が製造し密封したものを、その場で小分けしたもの以外については本来販売出来ません。つまり、パンやサンドイッチ、クッキーやデザートなど、今風の「カフェ」を演出する殆ど全ての要素は販売してはいけないものだったのです。


 この「指導」に対して、私はその内容については妥当と判断してそれを受け容れ、「六甲山カフェ」を屋号として使っている表示の全てを撤去し、運営メンバーに自分の考えを次のように説明しました。保健所の指導は、確かに市民の通報がきっかけになったものだが、指導の内容そのものは受け容れる以外に存続の道はない。まず通報されたという事実に対して、特定の人の理解が得られないような行動があったから発生したのであって、自分たちのプロジェクトが社会的に正当なものであれば、それを根気よくわかりやすく説明する機会を増やすことによって、理解が得られる事を目指すべき。まずは自分たちの行動を反省して、やりたい事の正当性をきちんと伝える仕組みを作る。具体的には、たとえば、飲食物の製造販売を伴う行動を取っている我々が原因で健康被害が出た場合、その責任は、食品衛生法によって、家主である「大谷茶屋」の食品衛生管理責任者にかかることになるので、我々が食品衛生管理責任者の資格を取得し、自分たちで責任を負えるようにする。たとえばこういうことが最低限の社会的責任である。その上でやりたい事が出来る具体的な方策を考えるべきである。


 次に「六甲山カフェ」という呼称について、「六甲山カフェ」はプロジェクトの名称である。しかし現実には常設の飲食店として存在し、店舗の名前であると一般には認識されている。だから、当初のプロジェクトでの定義づけがどうであれ、状況に応じて臨機応変にその解釈は広げていくべきである。対外的には「六甲山カフェ」を店舗名として位置づけ、あらゆる責任を自己完結できる仕組みを作った上で、各マスターが個性的なメニューで時空間を演出していった方が、より多くの賛同が得られるし、プロジェクトそのものの可能性が広がる。


 最後に販売品目について、自由に好きなものを製造販売しようと思うのなら、調理や販売に携わる各「マスター」が、必要な製造許可を取得して「大谷茶屋」に納品し、納品された「商品」の販売に携わるという意味合いで「大谷茶屋」に入れば良い。その際、納入業者として正式に「屋号」を名乗れば、「大谷茶屋」の中に各「屋号」が存在し、各自が元の呼称を名乗ることが出来て、呼称の問題も解決する。同時に、各「マスター」は製造業者すなわちメーカーなので、製造物責任法により事故があった時は自分に責任がかかるから、責任も自己完結する。これらの事がきちんと実現されてこそ、「六甲山カフェ」は堂々たる店舗として、またプロジェクトとして活動していける。解決策としてはそれが良いのではないかと、私はこのように説明しました。なぜなら、当時の状況では、逸脱行為が多岐にわたり、販売品目のみならず、マナーや社会性を疑われる事実まで、かなりの数のクレームが発生していたからです。そしての運営メンバーの合意を取り付け、態勢を立て直した上で、今後の事について、創立者を含めた全体でミーティングする事を呼びかけました。しかしそれは、半年以上も実現しなかった。


 当初はこの方針に沿って進みはじめたように見えたのですが、やがてこれに不協和音が響きはじめ、最終的にはそれが全体の意向になっていきました。昨年末になって漸くミーティングが開かれました。ここで話された事について整理して申し上げます。まず通報されたという事実に対して、運営メンバーの間で取り沙汰されたのは「犯人探し」でした。ヤリ玉に上がったのは、店にたまに来るエライさん風の人で、彼が女性マスターの一人の体に触ったのを彼女が邪険にしたことに対する報復だから、そいつを探し出して黙らせてしまえば問題はないというのです。しかしこれにはなんの証拠がなく、むしろ、自分たちの不始末も含めて全てのクレームを彼ひとりになすりつける事によって、その議論を封じ込めようとする意図が感じられます。


 次に「六甲山カフェ」という呼称について、これは屋号ではなくチーム名であるということでした。つまり、チーム名であるから、保健所がどう解釈しようとチームにはなんの関係もないということです。ここから、上の写真にある「チーム六甲山カフェ」という表現が出てきます。「六甲山カフェ」は店の名前ではなくチームの名前である。だから食品衛生法の規制など受けない。こんな欺瞞に満ちた詭弁に、私は賛成する事が出来ませんでした。なぜなら、我々が「六甲山カフェ」にどういう意味付けを与えようが、通りかかった一般のお客様には関係のない事であり、我々が飲食物を製造して提供している事は明らかな事実だからです。


 最後に販売品目について、これに対する彼らの答えは次のようなものでした。「六甲山カフェ」は飲食業をやりたいわけではなく、情報発信をしたいのだ、その「場」として茶や茶菓子があった方が良いのであって、その旨は家主である「大谷茶屋」に予め伝えてある。営業許可の内容の詳細については「大谷茶屋」が関知することであって、企画を提案する我々の仕事ではない。「大谷茶屋」は営業許可内容を熟知した上で我々の企画に乗ったわけだから、今回の件は、そこを見落とした「大谷茶屋」に責任があるというのです。これは完全にコンプライアンス精神に反しています。かたや存続の危ぶまれる茶屋、かたや「山ブーム」の新しい風を吹き込もうとする若者、「おでんさえ守ってくれるのなら」という弱みにつけ込んだ強弁以外の何ものでもない。


 よしわかった。百歩譲って「指導」の件はそうであったとしよう、しかし関係法令など社会の仕組みが我々の思い通りになっていないとわかった今、それに合わせて我々は軌道修正するべきではないのかと、私は問いました。これに対する答えは、何度も繰り返し言うようだが「六甲山カフェ」は店舗ではない。場所を借りている「大谷茶屋」は、それ自身が食品衛生法の施行より遙か以前から営業してきた老舗であって、超法規的措置で存続している。その軒下で営業する我々もそれに帰属するのだから、「六甲山カフェ」に対してだけ法令が厳密に適用されるのはおかしい。そのような場所であったからこそ、「六甲山カフェ」を展開したのであって、これはかねてからの主張であるが、感性や身体よりもルールや決め事を優先させる社会が、決して良い社会だとは思われない。「六甲山カフェ」を守るためには、より高い次元の理想を社会が共有することが必要だと考える。つまり「六甲山カフェ」はそのためのテスト・ケースであって、私の質問は、その理念を理解していないことによる迷妄だというのです。反社会的な行動によるクレームまで発生させておきながら、「より高い次元の理想」もないもんだと呆れてしまいました。


 よしわかった。千歩譲ってそうだとしよう、しかし私が提案した『調理や販売に携わる各「マスター」が、必要な製造許可を取得して正式に「屋号」を名乗る』という案は、それが受け容れられれば法的要件も万全に満たし、このような議論も必要なくなるのではないか、と問うた。これに対する答えは、やはりこれも何度も言ってきたことだが、各自がどんな名前で互いを呼びあおうと自由であって、それは誰に規制されるものでもない。もちろん、各自が自分の意思で資格を取って屋号を名乗ることを妨げるものでもない。むしろ逆に、特定の「案」を受け容れるように求めたことによって各自の行動は萎縮した。それによって店に面白味がなくなり、客足が遠のいたことの方が深刻な問題であって、その「案」は現状の一側面しか見ていない。以上によって、全てを保健所の指導以前の状態に戻し、失われた信用を取り戻すことは、なんら問題のないことと考える。このとき全員から同意のため息が漏れた。私はもはや呆れて開いた口がふさがらず、返す言葉さえ見当たらなかった。


 「六甲山カフェ」のコンセプトについて、媒体などで公表されている企画の趣旨や内容などについては、それを言葉通りに受け取るならば賛同できるものばかりである。しかし、それはあくまでも独り歩きした「言葉」であって、単なる字面である。去年は確かに「六甲山カフェ」にとって多難の年であった。それは、字面でなく行動を問われたからである。その行動を反省して盤石なものにしなければ、プロジェクトというものは社会的に存立しない。上に述べたように、私はそのための方策を具体的に提案したが、彼らは呆れるばかりの詭弁を弄してそれを回避した。私は、各自が現実と正面から向き合い、俗説や感情にとらわれず、愚かで空虚なプライドを捨て、正しい知識を得るために自ら努力し、その成果を分けあい、常に自らを検証し、修正する勇気を持ち、逆風が吹けばむしろこれを自分を高めるチャンスと捉えて進んでいかれることを望む。こんなことは、社会からドロップ・アウトして百姓をしてる私なんぞから、立派な社会人に向けて申し上げる言葉ではない。社会的に存立しないものは、ただの「ままごと」だ・・・


 と、ここまで書いてきて、ふと気がついた。もしかしたら、彼らはこのプロジェクトを「ままごと」にしておきたいのではないか、「ままごとがしたいんです」なんて、ええ歳こいて言えんから、あのような屁理屈をひり出したのか・・・反対される気遣いのないゆりかごの中で、自分たちだけのものとして、限られた小さな楽園の温かみを、出来るだけ長く、しかも波風が立たない状態で、でもリスクは最小限に抑えたい、援助も欲しい・・・要するに、ただのええとこ取りチーム・・・だとしたら、「ままごと」は所詮「ままごと」として、それとは別に私は自分のやるべき事をやり続ける道もあったわけだ。しかし、もう遅い。


 このようにして、私は全面的に撤退する事を表明した。「六甲山カフェ」は1月と2月を冬季休業とし、3月より問題を解決しないまま再開される事になった。全てをもとに戻す・・・いや実は殆ど元に戻っていたのだ。私に見えないところで、許可されていないものが恒常的に売られていた事実を私はつかんでいる。しかし、もうそんなことに悩まされる日々は終わった。辞めてから半月近く経って重圧から解放された今、つくづく思う事があります。秋以降の私の日常は、農作業とアルバイトの両立に加えて、彼らにルールを守ってもらう事を説得するやり取りに忙殺されておりました。実に瑣末な、細かい行動にまで判断を求められ、私はそれについて調べ上げた上で返事をしなければならなかった。ほとんど毎日のようにメールによる議論の応酬が続き、何かが起こるたびに八方調べ尽くして対応し、対応したらしたで全員の了承がないと批判され、しなかったらしなかったで無責任だと批判されました。しかし、いずれにせよ彼らは別の理由をつけて自分の好きなようにやるのです。私はその理由の不当性を立証しなければならなくなり、再び八方調べ尽くして対応するのだが、またしても対応したらしたで全員の了承がないと批判され、しなかったらしなかったで無責任だと批判されるということを延々と繰り返しておりました。年が明けてそのような瑣事から解放された今、要するにこれは、私の申し上げた内容に対する直接的な批判なのではなく、申し上げたのが私であったという不幸な事実に対する拒絶反応だったのではないかと思います。つまり、別の人が言えばすんなり通った話かも・・・と。まあ言っても仕方のない事です。私は辞めた人間だし、辞めたおかげで、私には自分の収穫物のさまざまな保存や活用について調べたり、これからの事を考える時間が戻ってきたのですから。自分の店だったわけではない。人と共同して物事を為そうとした私が甘かった。今年は、自分の収穫物を最大限活用して、私自身の食事のクオリティを上げる事に、もっと取り組みたいと思います。「六甲山カフェ」については、その実態は上のようなものであるという事を指摘したうえで、私が「六甲山カフェ」でやってきた事、やろうとしていた事を、別の機会に述べようと思います。

posted by jakiswede at 00:22| Comment(0) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

20121229-31 últimos cafeminhos

 2012年も押し迫って参りまして、年末は三連続営業となりました。来年1月と2月は「大谷茶屋」洞窟部分の営業をお休みさせていただきます。悪しからずご了承ください。私の住まいしております六甲山の北麓の田園地帯のことを、略して六麓荘と申しますが (ウソやで) 、クリスマス寒波大旋風のおかげさまで、わりとええ具合に干し芋ができ上がりました。そうです。一部のお客様には竜田揚げとしてお酒のアテにお馴染のアレでございます。コレを軽く炙りまして渋い日本茶とともにいただきますと、冬の風情もまた格別、BGMにはこれまたなんの脈絡もなく、クリスマスに続いてイタリアやスペインなどの古楽、少し地理的にエリアを広げまして、アラブから中近東辺りの当時の音楽を研究再現したものを集めて、異国情緒たっぷりにお届けいたします。六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」前でお待ちしております。


 http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 


 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00


定番メニュー (10:00-16:00)

 おでん* \100より

 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350

 ハーブティー (上り/下り) \400

 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle

  スパークリング・ワインはボトル販売のみです。

 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass

 焼酎 \500/ glass

 

日替メニュー

モーニング (8:00-10:00)

 好評 !! モーニング焼きそば* \350 (12/29のみ)

 モーニング・セット \400

 カフェ・ラテ・セット \450

 赤ワインセット \550 (パン食の基本・・・大変好評です)

   トースト*は自家製小麦を中心に使ったカンパーニュ風。 


ランチ (11:00-15:00) 各\500

 わりとフツーのチキンカレー*

 さまよえる子羊のホワイト・シチュー*

 自家製黒インゲンと腸詰豚肉のフェイジョアーダ*

  (以上3品自家製インディカ米*か自家製パン*を選べます)

 おでん*セット (おでん*3品 + コシヒカリともち米ブレンドごはん*) 


カフェ (10:00-16:00)

 caffè espresso \200

 caffè macchiato \200

 caffè latte \400

 シルクロードの香茶各種 \350〜 /pot

 チャイ \400/ cup (シルクロードの香茶各種を使ったスパイス入りミルク・ティー)

 干し芋*と緑茶のセット \350


お酒のお供 (10:00-16:00)

 白サツマイモの竜田揚げ* \200

 揚げたてポテトチップス* \200

 田作りのてんぷら \200


自家製農産物

 タマネギ* \100/ 2個

 ニンニク* \100/ 1個

 サツマイモ* \100/ 200g

 2012年産黒大豆煮豆用* \600/200g

 2012年産コシヒカリ三分搗き* \200/ 2合

 2012年産インディカ米三分搗き* \400/ 2合

 farmihosもち米ブレンド2011* \200/2合


メニューのうち「*」マークのついたものは (主に) 自家製です。


 最後になりましたが、12月限りを持ちまして「私」は「大谷茶屋」から撤退します。これまで支えてくださった皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。そして皆様いつまでもご機嫌よう、さようなら。よいお歳を。

 http://jakiswede.seesaa.net/

posted by jakiswede at 22:32| Comment(2) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月12日

20121216 cafeminhos

 12月に入り、六甲山北麓では連日氷点下の冷え込みが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか ?? 田畑では冬越しの作物以外はすべて収穫が終わり、夏草も刈り取られ或いは枯れ果てて、すっかり冬枯れの景色でございます。この季節、晴れて風の弱い日には、稔りを干したり加工したりという作業がメインになって参ります。秋に枝豆を楽しんでいただきましたが、その「丹波の黒豆」が煮豆用の黒大豆として選別を終えましたので、販売させていただきます。また、仕入れ先のワイン・セラーからは、単独でワインを仕込むことが難しく、なかなか味わうことの出来なかった品種「cabernet franc」のストレート・ワインが入荷いたしました。試飲させていただきましたが、重すぎない中に華やかで複雑な味わい、開栓後数分経ってからの芳香が絶妙でした。南仏の太陽と草花の香りを思い出しました。


 Vignobles Sarrail: Cité de Carcassonne, Cabernet Franc, 2009

 http://www.vignobles-sarrail.fr/


 BGMは、クリスマスに因みまして、中世からルネサンス初期にかけての、イタリアやスペインなどの古楽をお届けいたします。巖谷に響く清らかな調べでクリスマスの性なる・・・失礼、聖なる夜の気分を盛り上げてください。六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」前でお待ちしております。


 http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 


 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00


定番メニュー (10:00-16:00)

 おでん* \100より

 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350

 ハーブティー (上り/下り) \400

 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle

  スパークリング・ワインはボトル販売のみです。

 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass

 焼酎 \500/ glass

 

日替メニュー

モーニング (8:00-10:00)

 好評 !! モーニング焼きそば* \350

 モーニング・セット \400

 カフェ・ラテ・セット \450

 赤ワインセット \550 (パン食の基本・・・大変好評です)

   トーストは自家製小麦を中心に使ったカンパーニュ風。

 カボチャのポタージュ* \150 (ただしモーニングとのセット販売のみ)

 

ランチ (11:00-15:00)

 わりとフツーのチキンカレー* \500 (自家製インディカ米か自家製パンを選べます)

 おでん*セット (おでん*3品 + コシヒカリともち米ブレンドごはん) \500

 

カフェ (10:00-16:00)

 caffè espresso \200

 caffè macchiato \200

 caffè latte \400

 シルクロードの香茶各種 \350〜 /pot

 チャイ \400/ cup (シルクロードの香茶各種を使ったスパイス入りミルク・ティー)

 ぜんざい \350

 ぜんざいと緑茶のセット \500

 

その他 (10:00-16:00)

 白サツマイモの竜田揚げ* \200

 揚げたてポテトチップス* \200

 ぎんなん* \200

 田作りのてんぷら \200

 2012年産黒大豆煮豆用 \600/200g

 2012年産コシヒカリ三分搗き* \200/ 2合

 2012年産インディカ米三分搗き* \400/ 2合

 farmihosもち米ブレンド2011* \200/2合

 

メニューのうち「*」マークのついたものは、自家製野菜を主に使っています。

 

 http://jakiswede.seesaa.net

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2012年10月31日

20121104 cafeminhos

定番メニュー (10:00-16:00)

 おでん* \100

 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350

 ハーブティー (上り/下り) \400

 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle

  スパークリング・ワインはボトル販売のみです。

 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass

 焼酎 \500/ glass

  おでんは、具材のうち、大根とじゃがいもは自家製、醤油は自家製丹波黒大豆醤油を使っています。


日替メニュー

モーニング (8:00-10:00)

 モーニング・セット \400

 カフェ・ラテ・セット \450

  トーストは自家製小麦を中心に使ったカンパーニュ風のパンを使用しています。


 

ランチ (11:00-15:00)

 わりとフツーのチキンカレー* \500

 さまよえる子羊のトマト・シチュー* \500

 おでん*セット (おでん*3品 + ごはん) \500

  カレーとシチューは自家製インディカ・ライスか自家製パンを選べます。おでんセットには新米のコシヒカリともち米ブレンドのご飯になります。

 

カフェ (10:00-16:00)

 caffè espresso \200

 caffè macchiato \200

 caffè latte \400

 シルクロードの香茶各種 \350〜 /pot


その他 (10:00-16:00)

 白サツマイモの竜田揚げ* \200

 揚げたてフライド・ポテト* \200

 終盤 !! 朝採り丹波の黒枝豆の塩ゆで* \200

 2012年産コシヒカリ三分搗き* \200/ 2合

 farmihosもち米ブレンド2011* \200/2合


メニューのうち「*」マークのついたものは、自家製野菜を主に使っています。

六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」が目印・・・

 

http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 

 

 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00


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2012年10月24日

20121021 cafeminhos

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 先日のcafeminhos @ 六甲山カフェの営業中、残念というか、考えさせられることがありました。


 私は、お店で出している料理については、おでん以外は加工食品をいっさい使わず、農薬と化学肥料を使わずに栽培した野菜や米を使って、化学調味料を使わずに気持ちを込めて手作りしたものをお出ししており、その味と安全性には自信と誇りを持っております。ちなみにおでんは、「六甲山カフェ」を「大谷茶屋」で営業するための必要条件なので仕方なく作っているもので、それ自体が季節性のない緊急避難的な料理で加工食品がないと成立しないと割り切っておりますから、この際除外します。


 おそらくご近所の方で、散歩のついでに滝の脇で読書でもしようと思って来られた年配の方が、昼食に「チキン・カレー」を注文してくださいました。私のチキン・カレーは、クミン・シードをスタータに使い、タマネギをペースト状になるまで炒め、トマトをベースとして、各種単体スパイスをストレートでブレンドし、畑の野菜をふんだんに使い、チキンは一昼夜スパイスで漬込んだあと蒸して、その煮汁で全体を絡めるようにして作っています。特に、コリアンダーをはじめいくつかのスパイスは自家製です。もちろん市販のルーや小麦粉は使っておりませんので、とろみはタマネギ・ペーストやコリアンダー・シードから醸し出されたものです。これを、自家製のインディカ米を前日に三分搗きにしたものを、スパゲティのように「アルデンテ」に湯がいたあと水分を飛ばしたライスにかけてお出ししています。したがって、日本の伝統的な「カレー・ライス」とはかなり違ったものになります。私はインドを旅したことがありませんので、これが正しいインドのカレーかと問われると、返す言葉もありませんが、何人ものインド人の方にも食べていただいたことがあり、喜んでいただいております。


 ところが、その年配の方は、カレーを一口食べられるなり突然激怒され、「こんな臭い飯、どこのん使とんや」とおっしゃいますので、私が作った米であることをご説明申し上げましたが、まさに火に油を注ぐような結果となり、ついにほぼ手付かずのカレーを置いたまま出ていかれました。それだけなら、これまでにも何度か経験しておりましたので、味覚の違いとして気にも留めなかったのですが、その方は滝で休んでおられる人々を相手に「あんなまずいもん・・・」などと公言しはじめられ、お店に入ってこられようとした別のお客様にも「あかんで、まずいで」などと声をかけられる始末でしたので、私は代金を持って「お客様、ご満足いただけないようでしたら、お代はよろしゅうございますから、どうかそのようなことはおやめくださいませ」と申し上げましたところ、「わしはカネ返してもらいとうて言うとんちゃうわい、間違うたもんにカネとるおんどれの根性を言うとんや」と逆に炎上され、「こんなやつらがおるから・・・」とぶつくさ垂れながら山を下りていかれました。


 その次に入ってこられたお客様が「羊のシチュー」を注文してくださいました。これも「チキン・カレー」と同様に丁寧に、特に羊の肉は神戸のイスラム教徒が買い求める専門の店で手に入れたものを、圧力鍋で骨から肉が自然にはずれるほど柔らかく煮込んだものです。骨髄のゼラチン質がシチュー全体のとろみを特徴づけ、これが羊の肉を使う醍醐味と、旅で覚えた舌が申しております。これを注文してくださったのは若いカップルで、羊の方は女性が、男性はカレーを注文されました。先ほどのお客様の件もありましたので、念のため羊の肉とインディカ米には独特の風味があることをお断りしました。ご納得の上でしたのでお出ししたところ、女性がシチューをひとさじ口に運ばれて「ウッ」と手を止められ、首を振りながら男性に助けを求められました。男性はご自分のカレーと交換されましたが、女性はこれもダメでした。私は申し訳なく思い、代金をお返しした上で、紅茶をサービスさせていただきましたが、お二人はこれにも手を付けずに出ていかれました。

 

 それと相前後して、香港の民間テレビ局からの取材を受けました。飛び込み取材でしたので、私個人で対応しましたが、洞窟の中の様子や、それをカフェとして再生している実態などを興味深く取材しておられました。その取材クルーが、祠や滝を興味深げに撮影しておられる様子を、一部の年配の方が「中国人か ?? 」と問い詰められ、それに呼応する形で何人かの人たちが彼らを取り囲む場面がありました。若い人たちが何人か、その年配のグループをたしなめたりしておられましたが、ガイド役を務めていた日本人の女性が私のところに助けを求めてこられましたので、再びお店に入っていただきました。年配のグループが追いかけてきましたので、私が立ちはだかる状態となり、どうかご理解いただけるようにと若者たちと一緒にたしなめましたところ、やはり「こんなやつらがおるから・・・」というような言葉を吐きながら降りていかれました。取材チームはかなり恐怖を感じた様子で、しばらく休んだあと、その若者グループと一緒に山を登って行かれました。


 その後しばらくは、いつも通りに喜んでいただけるお客様が続き、どうにか気を取り直すことができましたが、夕刻近くになってお向かいの「大谷茶屋」さんのお得意さんからおでんの注文があり、追加でご飯を2つつけて欲しいと頼まれました。ご飯は、シチュー用にインディカ米を、おでんセット用にコシヒカリを用意しており、特にコシヒカリは先週脱穀したばかりの新米です。おでんは私は不得意なものですから、間違いのないように業務用の出来合のものを温めてお出ししています。売価の半分程度でしょうか、そんなに安物ではありません。しかしこれにもクレームが来ました。手作りでないことは認めざるを得ませんでしたので、平に謝りましたが、ご飯についてもクレームがつき、「こんな真っ黒なもん出すな」と、ご老人が体を震わせながら怒っておられます。さきほどは率直に説明したことかで却ってお客様の怒りを増長させてしまいましたので、今度はひたすら謝りなんとか事無きを得ましたが、「ちゃんとした白い飯を用意しとけ」と注意を受けました。


 精米歩合については、特にご高齢の方は神経質なように思います。以前にも私のカレーを注文しておきながら、ご飯だけをきれいに残して返してきたお客様が何人かおられました。私の実家でも、やはりご飯は純白で、お粥に近いほどに柔らかく炊くのが「おいしい」ご飯でした。また、初めてできたお米を三味線のお師匠様にお届けしたら、やはり身を震わさんばかりに不快感を示され、「そんな黒い米」と言われて精米し直したこともありました。戦争中に雑穀の混じったものしか食べられなかった辛い経験を思い出すのでしょう。山に来てまでそんなことを思い出したくもない、というのが本当のところかもしれません。


 「六甲山カフェ」は、山にカフェを持ち込んだら面白いだろうねというアイディアから始まり、そのコンセプトに賛同した者たちによって運営されてきました。しかし、我々がいくら面白いと思っても、そう思わない、あるいは不快に思う人があるでしょう。それが、地元の山に入るメイン・ルートの入り口にあるとなれば、なにか自分たちの聖域を侵されているように感じられる人があったとしても不思議ではありません。問題は味覚の違いなのではなく、予期せぬものを出された客の立場も考えなければならないということです。「ボン・カレー」が正しい日本のカレー・ライスだと思っている人に、さまざまなカレーを楽しみたい気持ちなどありませんから、異質なカレーがいきなり出てきたら怒るわけです。ちょっと読書にも疲れ、小腹も減ったので、正しい日本のカレーライスでも食って滝の爽やかな空気の中で昼寝でも・・・と思っていた人の休日を、私はぶち壊したことに間違いないのです。なにか新しいことを始めようとすると反発を食らうのは当たり前のことですが、なかには予期せぬ状態で突きつけられて戸惑う人が多いのも確かです。そんな人たちに対してどのように接していけば良いのか、考えさせられる事件が連発した営業でした。これが「六甲山カフェ」の現実です。帰宅してメールをチェックしていると、このようなリンクに出会いました。これもまた「六甲山カフェ」の別な面です。この二つはあまりにも、悲しいほどに乖離している。そうは思いませんか ??


 


http://colocal.jp/topics/think-japan/local-design/20121019_12846.html

 

 

 

 

 

posted by jakiswede at 01:46| Comment(2) | cafeminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月16日

20121020-21 cafeminhos

 キンモクセイの香りが漂い、実りの季節がやってまいりました。丹波の黒豆が枝豆として最も味の乗って来る季節です。当日の朝に切った枝豆を店頭にて枝付きのまま、あるいは店内にて塩ゆでにして販売致します。また新米の季節でもございますので、今週脱穀・精米したばかりの新米を三分搗きにして店頭にて、また店内では炊き上げてお出し致します。BGMには、ジャンルを問わず世界の良い歌を厳選し、静かに深まりゆく秋をお楽しみいただきたく、滝の前でお待ち申し上げております。台風が動きはじめたのが心配ではありますが・・・


定番メニュー (10:00-16:00)

 おでん \100

 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350

 ハーブティー (上り/下り) \400

 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle

  スパークリング・ワインはボトル販売のみです。

 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass

 焼酎 \500/ glass


日替メニュー

 

モーニング (8:00-10:00)

 モーニング・セット \400

 カフェ・ラテ・セット \450


 

ランチ (11:00-15:00)

 fわりとフツーのチキンカレー \500

 fさまよえる子羊のトマト・シチュー \500

 おでんセット (おでん3品 + ごはん) \500

  f印のメニューはインディカ・ライスか自家製パンを選べます。

 

カフェ (10:00-16:00)

 caffè espresso \200

 caffè macchiato \200

 caffè latte \400

 シルクロードの香茶各種 \350〜 /pot


その他 (10:00-16:00)

 f白サツマイモの立田揚げ \200

 f白ズッキーニの竜田揚げ \200

 f初物 !! 朝採り丹波の黒枝豆の塩ゆで \200

 f2012年産コシヒカリ三分搗き \200/ 2合

 f在庫処分 2011年産コシヒカリ玄米 \500/kg

 f在庫処分 2011年産赤米 \1,000/kg

 f在庫処分 2011年産黒米 \1,500/kg (上記4品いずれも農薬・化学肥料不使用、天日乾燥の手作り米、出来ればご予約ください。)


メニューのうち「f」マークのついたものは、自家製野菜を主に使っています。

六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」が目印・・・

 

http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 

 

 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00 (10月末まで8:00よりモーニング営業中)

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2012年09月20日

20120917 我々は「六甲山カフェ」

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我々は「六甲山カフェ」です。それだけなのに保健所や警察に何度も通報され、「大谷茶屋」のおでん販売のお手伝いという位置づけとなり、それに関して我々がどう対処するかが問われた夏だったと思います。私は、個人的には犯人探しは不毛との考えに立ち、我々は「六甲山カフェ」であるという希望を全員が明確に共有することによって、「六甲山カフェ」が何であるかを明確に提示することが解決につながると考えました。訳の分からん新参ものが「大谷茶屋」の軒先を借りて好き勝手やっとると思われたので、苦情が出たのではないかという判断です。だから、我々がどのような人間で、なぜここでこのような希望を持っているのかというビジョン、その具体化としての店作りやサービス、メニュー内容、伝統ある「大谷茶屋」でカフェを運営する意義などを、より明確に伝えることこそが「大谷茶屋」の存続のみならず、あの場所が末永く後世に引き継がれて行くための最良の手段という結論に達しました。そのために、まずは「大谷茶屋」と「高座の滝」と「六甲山カフェ」に関するシンプルなホームページを制作すること、「六甲山カフェ」に関する部分では、我々の希望する「山カフェプロジェクト」を明確に提示すること、次いであの場所に関わるあらゆる人たちの協力を得て「大谷茶屋」と「高座の滝」に関する資料を収集して同じホームページに残すことを目指します。そしてこれらをきちんと整えた上で、次のような文書を添えて保健所に正面から直談判に行く計画をもっています。すなわち「六甲山カフェ」の部分では、食品衛生法上「大谷茶屋」に許可された品目以外は絶対に販売しないこと、「六甲山カフェ」は屋号ではなく洞窟部分の便宜上の呼称であること、「山カフェ」・「ATEYA」・「どいぱん」・「cafeminhos」・「ROCKCAFE」等は「マスター」名ではなく担当者のニック・ネームであること、「六甲山カフェ」は明確に「大谷茶屋」の一部であり、世代を越えて受け入れられてこそ「あの場所」の歴史的な意義も継承されると結論づける文書をです。ところが私には最後の部分すなわち、我々が「六甲山カフェ」を運営することによって、保健所が廃止に追い込みたいと思っている「大谷茶屋」を存続させることを通じて、実はそれがもっと大きな価値につながっていると主張する根拠があやふやだったのです。そこを上手く衝かないと、結局保健所は物事を狭義に狭義に解釈して提案は破棄され、我々はまたぞろ「大谷茶屋」のおでん販売のお手伝いということになってしまう。しかし我々は「六甲山カフェ」でありたい。私は登山家ではなく、厳密には山の愛好家でさえないかもしれない。私は、六甲山の北麓に広がる田園地帯で農業を始めたばかりの、元都会人です。だから私が「六甲山カフェ」をやる意義は、自分の作った米や野菜を料理として提供して、そのおいしさを感じてもらうことによって、都市生活に農業を取り入れてもらいたい、その意義を共有できる人を増やすことによって、持続可能なライフ・スタイルを目指していきたいということです。各「マスター」それぞれにやる意義は異なると思いますが、価値観の多様性が内包されていることは豊かさにつながります。その多様性が散在するのではなく、「アルピニズム」という明確なコンセプトのもとに集約できるという視点を与えてくれた人がありました。山を愛する人、山に興味を抱きはじめた人は、当然、都会にない異種のものを求めて山に入る訳で、単に山に登るという征服欲のためではなく、生活の豊かさを求めてのことであることには間違いない。その実現を何に求めるかは人それぞれであって、たとえば私はそのうちの「食」の部分を提案しているということで有機的につながりうる、すなわち「もっと大きな価値につながっていると主張する根拠」になりうることを彼は教えてくれたのです。農閑期になれば、私は我々の「六甲山カフェ」を「大谷茶屋」の場で再興する計画を、実行に移したいと思います。



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