毎年出来る雑草で、とてもおいしいジャムが取れるのである。
萼を取ったり掃除したりがちょっと面倒だけど、それに値するほど美味いのですよ。
連日氷点下の冷え込みが続くので、凍っては困る収穫物を乾かしてしまおう。先ずはおそらく日本でこれを栽培しているのは私だけと思われる「ピリピリ」である。赤く熟す前に枯れてしまったので、強烈なグリーン・チリとして乾かしてしまおう。
それから比べたら、他のトウガラシ類なんてちょろいもんやで。でも、小用だけは忘れずに済ませておかないと・・・
黒豆の方も、充分ええ感じに干し上がってきた。広げたり取り入れたりするたびにゴミや良くない豆を除去しておく。
脇田の小麦、奥が「ミナミノカオリ」、手前が「ユメシホウ」です。ほんのわずかに発芽が見られます。
しかしこれはかなり厳しい状態と見受けられますが、もう季節が進んでしまったため、もはやなす術はありません。このまま行くのみです。
イチゴの跡地に蒔いた小麦「ユメシホウ」もほんのわずかに発芽が認められる程度です。
新畑の脇に蒔いた「ミナミノカオリ」も状況は同じです。あと2週間余りで年越しですが、小麦は年内に少なくとも2回は「麦踏み」をするとありますので、今年は冷え込みが早いとはいえ、いくらなんでも遅すぎます。右奥の空いた畝に、試しに食用にしている「ミナミノカオリ」の玄麦を蒔いてみました。
先日の脱穀時に、枝から外れきらなかった莢は、そのほとんどが乾燥不足であるので、このようにして更に数日乾燥させ、
脱穀の際分けられた、豆と莢の混合物からも、入り込んでいる豆をひとつひとつむき出すのである。こういう延々とした単純作業は、天気が良くて風のない昼間に、日向ぼっことしゃれ込みながら、音楽でも聴きつつやるのが良い。
手間がかかった割には、あんまり入ってなかった。ということは、それだけ足踏み脱穀の精度が高かったということだ。
天は吾に試練を与えたもうた。落胆は大きく、自戒の念は深い。昨シーズンの総括も出来ないまま、早くも今年の反省である。小麦の発芽が遅い遅いと思っていたが、原因がわかった。ここには「ミナミノカオリ」という品種の種まきを昨年の11/21にしたのだが、その際、ある自然農法家の助言に従って、46℃の温湯に8-10時間浸けるという種子消毒法をとった。ところがたねまきをして3週間経っても一向に発芽しないので、12/13に、画面左手前の畝に手持ちの「ミナミノカオリ」の玄麦を消毒せずに蒔いてみた。それがこの写真である。後から蒔いた芽が青々と育っている。消毒の方法以外の条件は等しいので、そこに問題があった事がわかる。今シーズンの麦の収穫は、ほぼ諦めた方がよさそうだ。
さて、昨シーズンの農作業の総括をしておかなければならない。まず、もっとも反省すべきは米作りであった。種まきの時期を天候の予測を謝って遅らせた事によって、開花までに充分な分蘖が得られず、あるべき収量から7割程度の減収になった。稲は南方の生き物である。基本的に日本で栽培するのは簡単ではない。従って、最低気温の上がるGW以降に種を水に浸すのではなく、4月下旬には浸水して保温に努め、GWには苗代への種まきを終えておくようにしたい。その後の管理については、特に問題はなかった。次に畑である。苦手とするナス科の、ナス・トマト・ピーマン・シシトウ・トウガラシについては、注意深く世話したにも関わらず、今年はついに夏には間に合わなかった。しかし諦めずに観察を続けていると、ようやく秋口になって収穫できはじめた。今回は、ナスとトマトも種からの栽培であって、いずれも初めて成功したのだが、その性徴・・・失礼、成長の様子を見ていて思う事は、まずトマトは日本の気候風土に合っていないから、基本的に栽培は難しいという事だ。だからハウス栽培が中心になる。自然栽培に近づけようとするには、少なくとも4月下旬頃には種まきをして、簡易温室を作るなどして保温し、5月中には定植したい。ほかのものについては、問題な臭い倍できたが、唯一ニガウリの稔りが極端に悪かった。これも南方の野菜である。しかし例年なら8月には稔りはじめて、最盛期には毎日食べ過ぎるほど採れて、それを漬物にしたり、刻んで乾かして茶にしたりするほどだったが、今年は、何日かにひとつ採れるか採れないかというペースだった。自家採種したものなので、もしかしたら先祖返りなどの障害が出たのかも知れない。サツマイモは、依然として収穫した後の保存に問題を残したが、来シーズンからは植え付け量を半分以下に落として、無理なく消費できるようにしたい。
残る深刻な問題は、果たしてこの圃場をいつまで使えるか、そもそも私がここにいつまで住み続けられるか、という問題だ。しかしこれについては、今からああだこうだと心配しても始まらない。ただし、新天地を求める情報収集だけは、怠りなくやっておく事になるだろう。
新畑の観察。大根、アブラナ科の日常野菜はいつでも収穫できます。
タカキビは結実したものの倒れはじめたので、すべて刈り取ってマルチングにしました。
ソラマメとエンドウは越冬体勢に入っています。
ウリ科の跡地は手つかずです。
タマネギとニンニクは健全に越冬体勢に入っています。
マメ科の跡地は手つかずです。
サツマイモの跡地も、蔓を片付けられないままに放置されています。このまま一冬置けば、硬い蔓も風化するものなのか、見てみたいと思います。
丹波の黒豆の脱穀。このような足踏み脱穀機が威力を発揮する。
とはいってもこの状態。豆と殻が一緒くたになるので、これを分けるのが大変。
まずは全体をばさばさとかき混ぜていくと、重い豆が下に降り、軽い殻は浮き上がってくるので、先ずはその上っ面をはねる。
取りあえず集めた豆を唐箕にかける。そしてさらに上っ面をはねて豆を集めては唐箕にかける。
気長に音楽でも聴きながらこれを繰り返していくと、どうにか豆が集まってくるのである。
雨後の朝。効果てきめん。
ほんの数時間の降雨でこの状態では、来シーズンの麦はあきらめなしゃあないかなあ・・・それにしても発芽が遅い。
反対側の水路に向けても排水溝を切る。肥料を与えずに麦を作ろうというのである。排水だけは充分にしておきたい。
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