2012年06月19日

20120618 タマネギ吊るし

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 田植えの終わった田んぼをしみじみと眺めるのは至福の時間である。今年も良い田植えが出来ました。これもひとえに私の人徳・・・いやいや、皆様のご協力のお陰と感謝感激の行ったり来たりでございます。ありがとうこざいました・・・


 


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 などと感慨に耽っている時間のないのが梅雨入りの時期である。大雑把に除草されたイチゴ畝のなかから、株を養生する生きの良いイチゴを選んで残し、他は撤去、勿論除草された雑草も撤去するのであれが、既に雨水を多く含んでいて強烈に重いのである。


 


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 続いて麦を刈ろうとも思ったのであるが、台風がこともあろうに2つも直撃コースをひたすら進んで来ているのである。今日は世界一周一人旅の女王NY女史が手伝いに来てくれているので、人手のあるときに手間のかかる事を仕上げてしまいたいのだが、さすがに台風が2つも直撃されては、破壊された後が厄介、かといって麦が大雨にさらされて穂発芽してしまったら元も子もなく、大豆その他のポット苗も既にパンパンの状態・・・全ての段取りが上手く揃ったときに限って、思わぬ障害に出会うものである。悩んでいる時間もない。光あるうちに光の中を歩め、人手のあるうちに人手のかかる作業を進めよ、ということで急遽収穫済みのニンニクとタマネギを縛って吊るすことにした。


 


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 今年はニンニクは上手く行ったが、タマネギは40点くらいである。こーゆーチビタマが強烈に多い。

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20120617 コシヒカリ田植え

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 雨は上がった。今日は、もともと今日来てくれる予定だった2人と、昨日来てくれる予定だった4人に、更に昼から2人が助っ人に来てくれたので、私を入れた9人を3グループに分け、まずは3人で苗とりを続けてもらい、3人で昨日取った苗で田植えをし、昼から加勢してくれた2人に1人を加えて田植えを続行、役割を入れ替えて、田植えをした人は苗とり、苗とりをした人は麦干場を作るためにイチゴ畝の除草と、実に効率的に人員を回すことができ、信じられないほど作業は進んだ。ありがたいことである。


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20120616 苗とり

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 台風がこちらに進んで来ているのを気にしながら、今日は雨のために田植えそのものは中止を連絡して、私は雨が小やみになるのを見計らって苗とりをする。台風が来るとしたら来週半ばくらいであろうが、梅雨前線の影響が心配である。明日雨が止むことを期待してとっとと植えるべきか、台風が過ぎ去ってから植えさらすべきか・・・予報では来週後半までの長雨であるので、今を逃せばいつ植えられるかわからない。去年、長雨で植え時を逃して苗代が蒸れ上がって苗イモチが発生し、赤米の苗はほとんど青息吐息の状態になった苦い記憶が蘇る。しかし田植えを強行して毎日心配していたら、不思議な事に例年と遜色ない程度に立ち上がったのであった。その誇らしげな赤穂のことを思い出すたびに、生命の力を実感する。俺はお前らを信じる。明日、植わってくれるか ??


 


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 水苗代であるので、苗とりをするには、手をぐっと苗の下に差し込んで土ごと大きくはがす。


 


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 それをほぐしながら最もしっかりした苗を選び、それと同等の大きさのものを先ずは優等生として取り出してから、小さすぎて使えそうにないものを捨て、残りは中くらいとして一括する。いくつか、葉にイモチが出ているのを目にする。


 


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 同時に雑草を取り除くのであるが、ウリカワやコナギの類いは形が違うのでわかるとして、この時期最もわかりにくいのは「稗」である。写真ではなおさらわかりにくいが、左が稗、右は稲である。葉の色が幾分青みがかっており、根元がわずかに赤い。根の一本一本が稲より太い。私もこれがわかるようになったのは、自分で一通り出来るようになってからの事で、稗の一生をつぶさに見れば、左が稗であることは解るようになる。そのためには、毎日田んぼにかがみ込んで草取りをしなければならず、これは経験してもらうより他にない。稲の生育状態としては、誠に良好である。


 


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 わずかではあるが、今年も苗にイモチが発生している。やはり田植えをこれ以上延期するのは良くない。


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2012年06月16日

20120615 光あるうちに

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 光あるうちに光の中を歩め、今日は夕方から向こう一週間程度雨続きの予報で、早朝の今は未だ晴れている。


 


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 サツマイモ「ベニアズマ」を植える。徳島からの苗である。先日植えたものと苗の大きさを比較する。葉の付け根が既に赤い。


 


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 サツマイモは、植え付けた直後は一旦しおれたようになる。なかには消え入らんばかりに小さくなってしまうものもあるのだが、大抵復活するから不思議だ。であれば、苗そのものの大きさは、特に問題ではないようにも思われる。


 


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 休まずイチゴの跡地の除草に取りかかる。なんとジャガイモが自然は次がしたようである。


 


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 ときどき見事なイチゴが顔を出す。


 


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 イチゴを避けながらの除草であるので、非常に手間ひまがかかる。


 


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 夏の定番「南蛮漬け」である。今回はサケの腹の隙身を使ってみた・・・たまらんで・・・深夜より大雨・・・

 
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2012年06月15日

20120614 タマネギ収穫・最終代掻き

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 梅雨本番前最後の晴れ間である。早朝より起き出して、先ずはタマネギを収穫する。購入苗を植えたもうひとつの畝からは、ごく小さなタマネギが木箱ようやく2つしか採れなかったが、種から育てた本畝からはこの通り。しかし例年より小振りなものが多い。まあ肥料やってへんからしゃあないか。


 


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 ごくまれに、赤いタマネギが見られる。種の段階で混じったか、たまたま種蒔きした畝に前からいたのか・・・


 


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 タマネギの畝には、ほぼ冬中、米のとぎ汁をかけていたのだが、タマネギというものは養分をもらっているという実感がわかないと大きくなる気にならんらしく、しかもその養分はほんのつまみ食い程度で後は土に残されるのである。従ってタマネギの跡地に植えたものはよく育つ。改めて施肥の必要もなく整地だけして、サツマイモ「ベニアズマ」go !!


 


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 2株だけネギ坊主の出来たものがあったので、採種を試みるために残す。こういう個性的なヤツが俺は好きやな。


 


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 続いて田んぼの方を最終代掻きし、植え代の目印ロープを張る。これまでより四隅から多めに余白を取ったので、収量は若干落ちるであろうが管理はしやすくなるはずだ。


 


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 麦は、白くなりかけて来たものは、実をかじると硬さを感じるほどになったので、イチゴの跡地の始末がつき次第、収穫する。しかし明日あたりから梅雨も本番。


 


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 そのイチゴの跡地である。収穫期を過ぎると、イチゴはランナーを伸ばす事に勢力を使いはじめるので、その気に乗じて雑草も一気に伸びはじめる。畝を覆っていた鳥よけネットを外す。支柱に張った紐にかけてあるので、右から左にめくれば良いことは解っているのだが、


 


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 裾や中でこんなことになってたりして非常に面倒なのである。ちなみにこれはイチゴの孫株で、このように健康に個体を選んで、来年の植え付け用に植え替えていく。


 


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 さて鳥よけネットの片付け方であるが、一人作業なのでコンクリート・ブロックが相棒。まずは道路に出てネットの両端を出す。一方をコンクリート・ブロックで固定したら、他方を持って半分に重ねる。このとき注意すべきは、一本の紐を半分に折るような感覚で安易にやってしまうと、ネットのセンターがわからなくなるので、自分の体を間に入れて、自分の左が下で右が上と決めてかかる事である。両端が揃ったら、短い紐でその両端を括ってコンクリート・ブロックで押さえる。自分の体は網の間にあるはずなので、両方をたぐっていけばセンターが出る。


 


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 今度はそのセンターを持って、両端側は体の右に、センター側は左にと決めて、センターを両端にあわせる。つまりここで4つ折りになったことになる。そのセンターのタップを両端を括った紐で括る。そのとき自分の体は、本来下の写真の輪の中にあるはずなので、括った紐をコンクリート・ブロックで押さえて両方をたぐっていくと、更にセンターが出るから、以上の作業を繰り返していく訳である。


 


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 使う紐は一本である。これにその都度のセンター・タップを重ねては結んでいって、最終的には下の写真のような状態になる。作業としては、単に半分ずつに重ねていっているだけなのだが、ゆめゆめ侮る事なかれ。これをやっておくのとおかないのとでは、次回使うときに大きな差が出る。


 


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 開くときは逆に、先ずは最初のひとつの結び目だけをほどいて、タップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす。すると次の結び目がなんの邪魔者もなく露出するので、それをほどいて次のタップを伸びきるまで伸ばす・・・ということを繰り返していくのである。このとき焦ってゆめゆめ全ての結び目をほどく事なかれ。そんな事をしたら全体がもつれて大変なことになる。ごく数分で解けるネットの展開に数時間かかる事もザラである。


 


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 イチゴの株の養生には、元気な孫株あたりを移植するのだが、跡地の除草のときにだいたい目をつけておいて、その周りは残しておく。梅雨の末期に元気そうな株を仮植え床に植えて養生し、10月頃に本植えする。仮植えはしてもしなくても良いが、した方が状態が揃うので収量が上がるようである。私は手が回らずに本植えしかして来なかったが、今年は畑も広がった事だし、そちらへ仮植えしてみようかと思っている。


 


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 ついでに観察、葉を落としはじめたソラマメ、いよいよ登熟の始まりである。青いものも、煮ても焼いても皮が硬くなっくる。


 


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 ああ、ナスが・・・ネキリムシの仕業っぽい。活着したから一本立ちにした翌日にこれだ・・・まあエロエロ・・・失礼、いろいろありますわ。ポット養生苗から新たに移植。


 


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 イタリアン・パセリの花が満開。

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2012年06月14日

20120613 サツマイモの植え付け

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 最近の食卓は、春のマメと間引き菜が中心。


 


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 本日、茨城の親戚より干し芋用サツマイモの苗が届いた。当地は冬の湿気が多いので干し芋は難しいが、甘みの少ないこの白い芋は、フライにすると絶品である。


 


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 サツマイモの苗は一般にこのような形をしていて、これを土に刺して水をやっているとやがて節から根が出て活着する。刺す角度を深くすると大きい芋がとれ、浅くすると小さいがたくさんとれるというのだが、私の経験ではあまり変わらない。


 


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 明日、貴重な梅雨の晴れ間になるので右のタマネギを収穫して、取り急ぎ整地したうえで関西風の紅サツマイモを植えようと思う。下の写真は、ようやく倒れはじめたタマネギ越しにインゲンと大豆の畝を経て、枯れはじめたソラマメの状態を望む。


 


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2012年06月08日

20120608 近畿地方梅雨入り

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 悩んだ末、本日ニンニクとタマネギの一部を収穫。


 


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 明らかに未だのタマネギは残す。


 


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 ニンニクは例年通り立派な出来であるが、タマネギの一部は小さいまま倒れはじめた。タマネギは、球が太ってから倒れはじめ、それから一週看護で晴天の数日続いた頃に収穫するのが良いとされているが、近畿地方では梅雨の真っ最中である。


 


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 これはラッキョウ。


 


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 堆肥置き場で生き存えていた白菜が種を結んでいる。


 


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 イチゴは収穫期を過ぎると雑草に負けはじめるのですぐわかる。ネットを外して株の養生に入らなければならないが、雨が降り始めて時間切れ。体力もほぼ在庫切れ。


 


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 人参の花が満開、見事というよりほかはない。

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20120607 芽吹きの頃の除草

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 「光あるうちに光の中を歩め」とは、たしかトルストイの言葉であったと思いますが、おそらく今年最後の清明の夕映え、さわやかに空気の中にも、南方からの雨の匂いが漂って参ります。明日にも梅雨入りすることでしょう。雨が降れば雑草取りも難易度を増します。光あるうちに光の中を歩むことといたしましょう。


 


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 ラディッシュ、子株は急成長しており、間引きの季節です。その間からキュウリが芽を出しています。瓜科とアブラナ科のコンパニオンの試みです。


 


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 チンゲンサイには、早くも虫がつきはじめています。これから毎日全ての葉を裏返してこいつらを指先で潰す殲滅線を戦い抜かなければなりません。


 


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 中にはこのように種族保存の本能から苦肉の策に打って出て東トウ立ちするタマネギもあります。


 


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 苦境の中で敗北死するよりは奇形となっても生き存えようとする生命の凄まじさが、この太い幹に脈打っております。


 


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 芽吹きの頃の除草は極めて困難であり、生えてくるものたちと顔見知りになっておかなければ、とんだ竹篦返しを食らいます。これはスウィート・バジル。


 


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 うっかり引っ掻きそうになるサトイモの新芽・・・


 


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 これはわからんでしょう、オレガノです。夕映えを眺めている時間なんてありません。

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20120607 二回代掻き

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 体力の続く限り、行けるところまで行っておきましょう。水性雑草の繁茂しはじめた田んぼの中間代掻きです。苗代の苗も十分大きくなったので、もう水位を上げても大丈夫そうです。


 


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 先ずは本田と苗代を隔てていた堰を切ります。


 


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 畦から見ているとさほどでもないのですが、中に入っていくと懐かしい面々がたくさん顔をのぞかせています。


 


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 これを耕耘機で掻いて、引っ張っている角材で沈着させて進むのであります。この雑草対策のことを、「自然農法」の用語では「二回代掻き」というそうです。私はそんなことを知らずに、苦肉の策で思いついてやっておりました。


 


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20120607 夏野菜植え込み

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 新畑の土を観察しておりますと、中から黒米が芽を出しています。ここが昨年黒米の田んぼであったことの名残です。


 


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 アマランサスは、葉の裏が赤く、手触りも柔らかいのです。


 


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 苗が未だ育ちきっていないのですが、畝の整地が出来たところから植え付けを進めて参ります。なぜこのように急いでいるかと申しますと、梅雨に入れば土が水を含んで重くなり、作業に要する体力が難波芋にふくれあがるからです。今少々ムリをしておけば、土の扱いは助かります。これは、ウズベキスタンのバザールで買って来た、Томат Новичокという品種 ? のトマトです。寒い環境でもよく育ち、ボルシチなどの煮込み料理に使われるそうです。


 


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 ブータンの唐辛子


 


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 韓国の唐辛子


 


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posted by jakiswede at 16:34| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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