2012年07月24日

20120721 梅雨明けの畑

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 実を付けはじめた鶴の子大豆・・・枝豆として楽しめる時期も近い。去年は丹波の黒豆が大豊作で鶴の子大豆はさっぱりだった。サツマイモとのコンパニオンが遭わず、茎を虫に食い荒らされ、芋の蔓に引きずり倒されてさんざんだったのだが、今年は非常に健康的に育っている。


 


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 それに対して、畑に植えた丹波の黒豆は、全く意外なことに植えたままの大きさでこのように雑草にまみれて元気がない。畦豆に期待したいところだが、こちらも植え時が遅れて徒長気味である。一部は田んぼの水に溺れて腐ってしまった。


 


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 インゲンはどれも順調に生育している。これは最も珍しいコンゴの緑インゲン (madesu ya vert)


 


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 さて新畑に目を移そう。こちらは10年間農薬や化学肥料は投入されずに作られて来た田んぼをそのまま畑に転用したので、土壌に養分が非常に少ないのである。以下、これも自然栽培のひとつの姿と思って見ていただきたい。ナス科の畝はご覧の通りで、一番手前のパプリカの購入苗を含め、ポットで育てた苗もほとんど植えたときと変わらない。


 


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 ピントがボケているが、タカキビの出穂である。その向こうは開花の始まったアマランサス。


 


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 カボチャ (cabo verde) の初なり。


 


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 間引きつつ収穫しているアブラナ科。雑草に埋もれそうになっては助け、埋もれそうになっては助けしている。


 


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 これも埋もれそうになっては助けているサツマイモ、左手前のひょろっとしたものはレンズ豆の生き残り。手前に5株ほどあったはずだが梅雨の間に腐って消えた。やはり日本の気候風土は合わないのかもしれぬ。大豆・小豆・インゲンはこれから除草を始めるのだが、概ね生育状態は良い。瓜科は遅れ気味だが出来ない事もない。この状態で肥料を与えずに、生育に応じた適切な手入れを続けるだけで、果たして収穫が可能なのか、またどの程度出来るものなのか、これを数年繰り返して行って、土がどのように変わっていくのか、これを実践してみるのが、私の「自然農法」である。

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20120718 玄麦のサウジ

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 玄麦の選別・・・長雨のためとりあえず収穫して脱穀した玄麦は、雨の止み間に乾かして袋詰めしてとりあえず貯米庫に放り込んであった。梅雨が明けたので、それを網戸に広げてごみ取りをする。このように、まだ麦藁のかけらや籾殻、それに土塊などが混じっている。


 


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 先ずは大雑把に箕で軽いものだけを飛ばす。しかるのちに、あとはひたすら手作業・・・重さや大きさで選別出来るものは良いのだが、玄麦の粒とちょうど同じくらいの大きさ重さの土塊や小石が取れん。


 


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2012年07月23日

20120720 中干し

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 コシヒカリの中干しである。中干しは、田んぼの水を抜くことによって水位を下げ、根が水を求めて下へ伸びる習性を利用して、秋の収穫期に風に倒されない丈夫な稲に育てるために行ない、時期の目処はその稲の開花の3週間ほど前で、しかも目標とする分蘗数の8割程度が確保された頃とされている。しかし、ここに白状するが、今年は収量が落ちるであろう。春先の高温傾向から種蒔きを遅らせたのだが、その語の最低気温がなかなか上がらなかった事で、稲の生育は明らかに悪いのである。従って、開花の3週間ほど前という逆算による「適期」と、目標分蘗数の8割という順算による「適期」が逆転してしまった。作業日程は順調を前提にしているが、明らかに生育は遅れている。梅雨明けとともにやるしかない。私の圃場は、中生の稲と晩稲に別れているので、水管理も別々に行う必要がある。従って、中生の方はこのように田んぼの真ん中に2つの堰を設けてある。それを切る。


 


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 水は畑の中を流れて行くのだが、それもやむを得ない。


 


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 もうひとつの堰も切る。右は晩稲である。


 


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 あわせて、暗渠の栓も抜く。


 


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 中生と晩稲を分ける一枚の板。写真ではわかりにくいが、これでけっこう水が止まる。


 


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 小一時間もすると、このように土が露出する・・・それと同時に厳しい現実もまた明るみに出る・・・なかなか休めませんなあ。


 


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2012年07月18日

20120717 陰のあるうちに

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 近畿地方梅雨明け。陰のあるうちに陰の下を走れ・・・梅雨を乗り切って雑草の中で実が熟しはじめたトマト。


 


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 こっちは蔓が雑草にまかれる直前のサツマイモ・・・はよ繁って「赤と緑のアフリカンシチュー」になってくれ。


 


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 全身をアブラムシにたかられながらも可憐な花をつけたゴボウ・・・しかしその花は鋭い刺に覆われている・・・魅惑的な花ほど・・・やめとこ。


 


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 田植えに2週間の時間差のあったインディカの田んぼ、そろそろ分蘗が始まり、泥には藻が繁りコナギの姿も見えはじめた。陰のあるときにやろう・・・

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20120717 陰の下を走れ

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 新畑の観察。ええ感じで緑の絨毯・・・なんてしゃれてる場合ではありません。これはサツマイモ、早くしないと雑草にもみ消されてしまいます。


 


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 アマランサスの花・・・


 


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 奇跡的に雑草に打ち勝ったオクラ・・・うちの本畑での闘いは雑草に軍配が上がったので、こっちのをいただきます。


 


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 フェイジョアーダ用の黒インゲンの花・・・今年もたくさん実って儲けさせてくれ・・・


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2012年07月13日

20120712 田んぼの除草

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 ジャガイモは、本来1ヶ月くらい貯蔵した頃が甘みが出てうまいのであるが、今日もまた昨夜から夜通しの大荒れの天気で外へ出られないから、朝から飲んだくれてやる。タラの隙身とあわせてフィッシュ・アンド・チップスに人参とピーマンのサラダ。


 


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 昼寝から目覚めると雨が止んでいたので、暴風雨の影響を確認しに出たが、特に被害はない。そこで本日予定していた田んぼの除草第2弾に取りかかる。田んぼの除草は、宮沢賢治をして除草剤を「神の救い」と表現せしめたように、全ての農作業の中で最も辛い仕事であるとされている。確かに辛い。しかし実は私はこの作業が結構好きである。というのは、梅雨の湿気に守られた瑞々しい空気の中で、緑の葉と温かく柔らかい泥に手を入れて、数々の生き物や草花の生態を観察する。このうえない安らぎの時間である。だから本音を言うとあまり他人に取られたくない、ひとりで延々と続けていたい作業である。しかしそんなことを言っていては農業の発展に寄与することは出来ないので、ご希望の方がおられればいつでもこの楽しみを泣く泣くお分けしようとしているのである。ちなみに私は除草剤の安全性についてとやかく言うつもりはない。私は、農薬が危険だからとか、何かが間違っているから、今のやり方で農業をしている訳ではない。楽しくてやっているだけの事である。だから自然農法家でも、なんやら主義者でもない。ただの道楽百姓である。


 


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 さて、その楽しい田んぼの除草の実際はこのように、スーパーの買い物かごを引きずって行って、そこへ取った雑草を入れる。2株を挟んで両足を置き、その両側2株分とその外側、すなわち株間でいうと7列分を取る。未だ苗が小さいので楽勝であるが、今のうちに2クールほどやっておかないと、株が大きくなって来てからでは手に・・・いや顔に葉が刺さる。手前から向こうまでまんべんなく株間を撫でて行って、片道の半分くらいでかごが一杯になるので畦へ上げて水を切る。その手で空のかごを持って来て続きをやる。そのかごが一杯になったら畦へ上げて、先に上げたかごを堆肥置き場に運んで中身を捨てる。なるべく運ぶ重さを軽くしたいのと、ズボンがドロドロになるのがいやだからである。ひたすら、この繰り返しである。嵐の後の静かな半日、やがて夕方には晴れ間も見えて、静かな田んぼに光が降りて来た・・・

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20120710 ジャガイモの収穫

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 ジャガイモの収穫。土のものは土の乾いている間に採るべきとされているが、日本ではジャガイモの収穫期は梅雨の季節である。


 


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 ジャガイモは、本来太陽に当てるべきではないのであるが、明日からまた長雨となるので、土を乾かすためにやむなく日向でしばらく干す。


 


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 雨の止み間に日陰干しをして、必ず土を乾かしてから貯蔵する。その際、傷みのあるものを取り除き、大きさに分けておく。こうして見ると、売り物になるのは全体の3分の1程度か。


 


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 ええケツしとりまんなあ・・・

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20120710 唐箕の修理

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 実は、麦の選別をしていて、唐箕の羽を破損したのである。なにせ100年以上前に作られた代物であるので、あちこちにガタが来ている事は確かであって、しかしそれでも動態保存したいので修理を試みる。


 


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 羽根の取り付け部分はこうなっている。上下に渡る羽根は一枚で芯を姦通・・・失礼、貫通しており、この楔の部分だけスリットが開いていて、直行する2枚の羽根を固定している。


 


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 従って、その楔を抜けば、まず2枚の羽根は外れ、更に直行する貫通羽根もぐぐぐっと抜ける構造である。ちなみに破損したのは楔で固定したうちの1枚であったので、貫通羽根の方は触らずに置く。設計上は、楔で羽根が固定される仕組みであるが、100年以上のときを経て楔もすり減って来ており、徐々に羽根が外側にずれて、本体と接触を繰り返すようになったため、遂に破損したようだ。そこで羽根を補修したあと、楔を打つ前に充分2枚の羽根を芯に打ち込んでおいて、改めて楔を打ち直し、補強のため釘を軽めに打っておく。必要なときに外せるように、頭は出しておく。


 


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 修理を終えて納屋に戻す。大きなものは、手製の台車に乗せて動かす。私のような蒲柳の身ひとつで生きて行こう思たらなんでもせなあきまへんわ。

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20120710 麦の脱穀

 

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 麦の脱穀。足踏み脱穀機と千歯扱きで脱穀、扱き残しを砧で叩いて実を取っている。


 


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 大量の籾殻と藁の混じった状態になるので、これを唐箕で吹き飛ばしながら選別し、


 


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 さらに網戸に広げて乾かす。このとき残ったゴミや藁くず、土塊などを注意深く取り除く。


 


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 一方、麦藁は様々な資材として活用するために、束ねて納屋に保管する。

 
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20120706 小暑前日

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 激しい風雨であった。夜通し雷鳴が鳴り響き、近所に何度も落雷した。雷鳴というものは、遠くにあるほど低く、近くではむしろ軽く聞こえるものだ。私は、おそらく普通の人よりも多くの落雷を間近で経験しているようだ。いずれの印象も、「雷が落ちた」というより、巨大な風船が爆発したような、「パァーン」という高い音で、腹に響くようなものではない。しかし音量と音圧は凄まじく、耳をつんざくほどである。それはまさに、遠くの銃声が結構大きく聞こえるのに対して、目の前の機銃掃射が、まるでおもちゃの機関銃のように「ラタタタタタタタタタタッ」と聞こえるのに似ている。夏である。夏野菜の収穫とともに、サラダもどんどん放熱バージョン化する。


 


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 田植えも終わった事だし、雨も降り続いている事だし、ストーブを片付けるべく、芯に残った灯油を焼き切る。暑っ・・・


 


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 雨の止み間に干してある麦を見に行く。あれほど荒れ狂った割には結構もっている。構造物はびくともしていないが、ビニールはやっぱりね・・・10mの長さなので、これでも新品キットを買えば数万円はするし、ほぼ廃材利用で出費した分は、杭が12本で1,500円、ビニールが3,000円くらいだったかな・・・近くの貸し農園のハウスがほとんど飛ばされていたのを見ると、身の丈に合った選択だったといえる。


 


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 畑の方は、キュウリやインゲンの柵を含めて全く被害なし・・・というか、未だ被害が出るほど大きくなってないだけの事。田んぼの方は、最も遅くに植えた晩稲が何本か倒されていたので補植する。

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