七夕豆の熟成が始まっている。
赤花豆も秋になって実りはじめた。
そろそろイチゴを植え替えなければならぬ。下から伸びる稗の節に、イチゴのランナーが引っかかって絡まって、除草だけでも難渋する。
ニンニクが元気に発芽。秋土用であるので、鰻でも食いさらしてけつかる。
patlıcan salatası (パトルジャン・サラタシュ) というトルコのナス料理である。トルコを旅行中によく食べたのだが、なにせ貧乏旅行ゆえ、ちゃんとしたレストランでメニューを見ながら料理を注文した事はなく、男達が押し寄せる下街の大衆食堂で、陳列保温ケースの中の様々な料理を大皿に自分で適当に盛りつけて、量り売りで食する「ロカンタ」というセルフの食堂である。料理の名前など解らないので、当時はナスのシチューだと思っていた。しかし親友のトルコ航空のチーフ・アテンダントに訊いてみると、ナスのサラダだといって、瓶詰めで売られているものを買ってきてくれた。なるほどそういわれればそうである。食べてみると確かにその味だ。なんとなくスモークされた香りが特徴であったので、彼女に調理法を訊いてみると、なんと焼きナスだという。そこで自分でも焼きナスを作って、似せた料理に挑戦してきたのだが、どうもあの感じが出ない。そこで今日は、野菜の出荷のついでに、芦屋にあるトルコ料理店に出向いて、トルコ原産のナスを持っていくからpatlıcan salatasıを作ってくれないかと頼んだわけである。さすが、やっぱり頼むべき人に頼むと、こんなにも旨い料理が出てくるのだ。焼きナスであるというのは当たり。しかし日本の焼きナスと違って、水の中で皮を剥く事をしない。それをやると、あの独特のスモーキーな風味が流れてしまうからで、焦げた皮の混入を嫌う日本料理と、多少皮の破片が混じっても風味を大切にするトルコ料理の美的感覚の違いがここに出るのであろう。私は後者をとる。味付けは比較的自由であって、主に塩・レモン果汁・オリーブオイル・ニンニクなどが使われる。そこまでわかれば、あとは自分でエロエロ・・・失礼、いろいろ試すのみ。
まあそんなわけで、久しぶりに味覚の精神が解放されて、農作業をほっぽりだしてパスタ・ソース作りに勤しんでしまった・・・でも、旨い・・・
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