「豊里」の刈り旬を待つ間、先に本田の麦蒔きをする。その前に溝の位置をやり直すため、改めて田んぼの測量をする。コンクリートで固められた隣地との境界線を基準に、板で直角を出して紐をまっすぐに張ると、その先は畔から大きくズレていくのが解る。圃場の形が長方形ではないのだ。溝の位置を杜撰に決めると、こんなズレでも作業に支障を来たし、今回のような病状の遠因になる。
そのガイド・ロープに沿って、田植え枠一台プラス3列の幅を持たせてペグを打っていく。測量しながら、急ぐ麦蒔き用の播きスジを掘っておく。緑の濃い、もとの溝位置と、新しい溝位置が微妙にズレてゆき、右端ではほぼ田植え枠一台分、前作では9台分入ったものが、正確に測り直すと8台分であった。誤差約11%・・・精度としては失格である。
気を取り直して作業を急ぐ。播きスジに添って、北に「ユキチカラ」、南に「ミナミノカオリ」を播く。田植え枠一台分に4スジ、他に使う田植え枠2台分を除外した6台分合計24筋に約100gずつ捲いて、合計2.4kg。無肥料だが、せめて20倍程度の収穫を期待する。
その田植え枠一台分の両側に、ウスイエンドウとソラマメを定植する。