2015年10月04日
2015年10月03日
2015年09月25日
20150922 新畑の観察
新畑の観察。まずは日常野菜3畝。左から、オクラは最盛期を終え、結実も疎ら。草丈が低いのは地力が切れてきたためであろう。まんなかは主に生き残ったのが空心菜。手前と奥の空いたところに、冬にかけての日常野菜の種蒔きを終えた。
マメ科3畝、まんなかは今年から始めた青大豆、新畑の脇田の畔豆に植えたものの残り。両脇は昨年越のソラマメとエンドウの跡地で、現在大根と白菜が間引を待つ。
大根は播種最適期に秋の長雨に見舞われたため、その前後に分散して蒔くことになった。これは8/25に蒔いたもの、当時は未だ猛暑だったが、なんとか生き存えて間引き菜として収穫出来る程度になった。
白菜も盆明けから蒔きはじめ、順次観察しながら間引いていく。これは8/15蒔きの「晩輝」・・・発育に差がある。
結実した青大豆、畑のものは枝豆として、畔豆は熟してから収穫する。この奥に落花生がある。
ウリ科3畝、左から、たったひとつ収穫出来ただけのニガウリ、バターナッツ・全滅したキュウリと冬瓜の跡地。
この3畝の収穫はたったこれだけ。この深刻な不作の原因は、全く不明。書く気がせん。
ナス科3畝、左からジャガイモの跡地で咲き続ける花オクラ、まんなかはこれまた全滅トマト・ほぼ全滅のナス。見る気もせん。
新畑の不作は真に深刻で、私にとっての得意中の得意「feijão preto」黒インゲンのほとんどが植付けた状態のまま成長を見ない。そのむこうにあるはずの白サツマイモも殆ど蔓が伸びず半分以上が枯れ果てた。まったく原因がわからない。下は脇田と土手のあいだの緩衝帯で生き残ったバターナッツ類。
20150922 東畑の観察
畑の除草を完了。これにてシーズン後半の第一関門はクリアした。東畑より現状を記録。トウガラシ・オクラ・イチゴ跡地の3畝。全体的に例年より不作である。原因については天候不順もあるが、無肥料栽培を続けてきて、育つ植物と育たない植物に、はっきり分かれてきたことが考えられる。いわゆる「土地が痩せてきた」状態である。このまま不得意作物の栽培を続けると、労多くして実りが少なくなるので、栽培品種を得意作物に搾り、畑については二年一作を念頭に、冬越し作物は田んぼに移転して省力化したい。
ジャガイモ以外のナス科は全体に不得意に入る。韓国のコチュは2株だけが生き残り、ようやく結実しはじめた。
タイのトウガラシも同様、株も小さい。
ピリピリにいたっては植えた時と同じ大きさのまま、長雨と低温のためか、既に黄色くなりはじめている。
マメ科と花オクラの3畝。全体としては、春蒔きのインゲンが絶不調、初夏に蒔く七夕豆は期待通りの出来、大豆も例年通り。初めて種を貰った花オクラは元気いっぱい。
これも初めて種を貰った四角豆だが、インゲンが生長すべき時期には全く目立たなかったのに、夏を過ぎてから急成長したので、初夏蒔きの品種なのかも知れない。
こちらは黄インゲン (feijão canário)、ツル性のはずなのだが全くツルが出ず、大豆のように立ったまま枝から実をつけている。昨年はたしかにツルが出て沢山収穫出来た。その種を蒔いたのだから出る筈なのだが ?? ・・・まあ少ないながらも結実はしている。しかし春に蒔いて秋にこの程度では、収穫といえるほどではない。
一方、日本の「七夕豆」は、このようにネットを覆うほどに繁茂し、結実も旺盛である。実も大きい。
田植えの前に、田んぼの真ん中で勝手に生えていた丹波黒大豆を畑に移植したものが、同種の中では最も早く結実している。
ウリ科3畝、ズッキーの生き残り、カボチャの生き残り・バターナッツの生き残り。
除草直後で支えを失っているから倒れているようにも見えるが、何度か雨が降れば立ち上がるであろう。盛りを過ぎて間延びしてはいるものの、小さな実がついている。
カボチャも同様、対外は収穫してしまったが、未だ青い実が散見される。
一方、バターナッツ類は、全く結実を見ていない。
日常野菜とジャガイモの跡地。
春先にポット蒔きされたにも関わらず、後回しにされ続けて初夏までポットの中でふてくされていたから余計だろうか、旺盛に分蘖し育ち続ける空心菜、毎日の食卓に、毎週の出荷の主役にと大活躍。助かります。感謝。
もらって畝の隅に植えてみたヤーコン ??
その隣で毎年勢力範囲を拡大するキクイモ。下は採り遅れで花が咲きはじめたバジル、近日中に収穫してペーストにする。やろうと思えば現在の一反五畝から二反程度には拡張出来るであろう。しかしそれをやるには、体力的にバイトや娯楽はすべてやめにして、ひたすら引き篭もって栽培に専念する必要がある。そんな人生は面白くないので、来年からは減反や。まずはこの東畑を来シーズンは休耕とし、奥の本田に小麦、
20150918 稲の様子
雨のなか、田の周囲の除草を続ける。稲は既に開花期を過ぎ、結実しはじめているので、稲の植わっている中には入れない。どうしてもというところを除いて、7株ごとに設けた溝を踏み倒す程度に留める。
倒れ込んだ畔豆を起こし、稲の際まで稗が蔓延るのを除草する。イナゴが飛び散る。カメムシも多い、これらを分散させる為に、畑の草をある程度残す。
仮畔で分けた圃場も、鍬と手で除草していく。
赤米「神丹穂」の出穂。
先日の雨で倒された「コケヒカリ」
東畑本田の「サリー・クイーン」、背丈も様々、葉色も様々。生育の悪いところは、主にカヤツリグサとの競合に苦しんだところ、葉色の濃いところは、主に前の溝のあった位置で、そこに草を集めて埋め込んだため、養分が多くなったものであろう。
20150914 草刈
秋雨前線が下がって晴れが続くようになり、周囲の田んぼでは晩稲の出穂が盛んになってきたので、畑の除草を中断して、先に圃場周囲の草刈りをする。なぜなら、結実しはじめる時期に虫の住み処を隣接させると、そこを拠点に彼等が実を食害するからである。
稲の登熟期の農家は命がけである。となりのおばあちゃんは、なんと三反田の畔際をすべて手で刈る。恐るべき体力と精神力である。
実験的に苗箱に残した稲が、苗の大きさのまま出穂している。
集落で最初の稲刈は、いつも隣家と決まっている。しかし農作業はすべて外部へ委託、当人たちは水利組合や自治会とのつき合いだけを行っている。集落の半数ほどの農家が、実は自ら農作業はせず、外部へ委託している。大型コンバインで反当たり10分ほどで稲刈と脱穀が完了し、籾は乾燥機に回される。手作業では、一人で一週間ほどかかる。