丹波黒大豆の枝豆収穫最盛期。
2017年02月03日
20161009 Poison
毒だ毒だと知りながら、やっぱり手を出してしまうイヌホウズキ。
ゴミをとったりガクを外したり、結構手間がかかるにも関わらず・・・
こうしてきれいにして、砂糖漬けにして翌日とろっと煮つめれば、もはや甘いものなど買う必要がない。
20161008 一月ぶりの秋晴れ
ほぼ一ヶ月ぶり、いやそれ以上待たされた秋晴れ。重く淀んだ空気がすっかーーーんと上に抜けた。
まずは湿気ていた穀物を順番に天日に干す。
晩稲の稲刈りのために田んぼの水を抜く。
今年は中手の天日干しは悲惨だったが、晩稲はるんるん。ここは「サリークイーン」ぽつぽ見える背の高いのは去年のこぼれ種の「タイの香り米」。
赤米「神丹穂」の養生も成功。
畑もるんるん。丹波黒大豆の枝豆が最盛期を迎えつつある。
ターメリックの原料となる「秋うこん」開花。
良いことずくめではない。白菜はこの通り、一ヶ月半経過しても植え付け時から育たず、虫に食われて葉脈標本状態。
20161001 ひと夏の経験
この夏は不思議なことの多い夏だった。畑は絶好調で、特にナス科が大の苦手なはずなのに大豊作、まあトマトは全部割れてるんで出荷できずに即座にラタトゥイユの毎日なんやが、それはそれで健康的だ。マメ科もオクラも大根の間引きもサツマイモも空芯菜も絶好調。こんなペースで週三回は出荷している。出荷日はトリプル・ヘッダで、朝のうちに出してしまってから急いで弁当を作って、新しい仕事で夕方まで営業活動、帰って冷や飯かきこんで夜のバイトで深夜帰宅、それはそれでなんとかなる。
しかしなんともならんのが天候不順で、異常に長い秋雨で、刈り取りの終わった中生の稲にとってはまさに受難。生えている間なら穂が適当な間隔をおいて垂れるから良いのだが、秋晴れの前提で稲木にかけた後でこうも長雨に見舞われると、干すどころか水につけてるようなもので、ベッタリと穂がくっついて、中には発芽しているもの、中で発酵しはじめているものもある。そこへ中途半端に晴れると温度が上がって中が蒸れ、稲に潜在する納豆菌が動きはじめて悪臭を放ちだす。こうなると商品価値どころかも食うにも耐えられない状態になりかねないので、ままよとばかり無理やり脱穀しては土砂降りに見舞われてさらに事態は悪化する。広げるにも数百キロの米をどうすることもできず、行くもならず、戻りもできん私の人生のようなもんで、納屋にこもってひたすらうちわで扇いで徹夜なんて・・・コンバイン収穫してる農家や農協に泣きついて機械で乾燥させてもらおうとしても、品種が違うので全く無理。来年の半分はもう諦めた。
しかも高価で取引される黒米がまさかの高温障害で品質ボロボロ、早刈り気味だったのに割れが多く色も薄い。商品価値はなさそうだ。
一方、晩稲の方はそんな惨状などどこ吹く風とるんるん気分ですくすく育っとる。しかも、なんと今シーズン一度も除草していないのだ。跼みこめるように溝を広げ、ダイヤモンド砥石まで買って長柄の剪定ばさみを研ぎ澄ませて時期を待っていたのに、一度も使うことなく収穫期を迎えつつある。
もちろん草が生えていないわけではない。稲を凌駕してこないうちは手を出さなくても良かっただけだ。株元をよく見ると、生えた草の下に、冬の間に積み込んだ古茅の層がびっしりと重なって、その下は堆肥になっている。おそらくこれが最大の除草効果と肥育効果をあげたのであろう。私のメインの晩稲は、そんなわけで全くるんるんなのである。
肥育効果といえば、隣家の防風林の下の一角は日当たりが悪いことと落ち葉が堆積することで、稲が徒長気味に成長し、登熟が遅れる傾向にある。根も弱く風に倒れやすい。
逆に、赤穂が持ち味の「神丹穂」が「豊里」と交配してできた白穂の「神丹穂アルビーノ」は、こちらの方がたくましく育っていて、種が引き継がれたものと思われる。土手の除草の際に、ふとみると稲が自生していたので、もしやと思ってそこだけ守ってみたら、この通り、水から遠い硬い土の上でも、田んぼの中と全く遜色なくすっくとそそり立っている。こういうのんを見ると、生きる力が湧いてくるんよね、
コンクリートに根を張ったジャガイモとかね・・・
20160930 秋の長雨
畑の方も過湿状態で、青いうちから割れてしまい、
花豆は蒸し暑いのは大の苦手で立ち往生。
かぼちゃやズッキーも根腐れを予防するために蔓を畝に上げ、
大根はなすすべもなく放置。
一方、保存がきく白サツマイモは生育旺盛で側根を整理しなければならないほどに良く、
天候不順なんてへっちゃらの菊芋も花が満開、初挑戦のウコンもなんだか元気そうで救われる。とりあえず冬の保存食はなんとかなりそう。
20160924 秋の長雨
野菜の出荷は依然として絶好調なのだが・・・
異常なまでの秋の長雨で、光あるものは発芽し、奥のものは発酵熱を発しはじめている。田んぼに立っているうちは離れているものも、刈り取って掛けてしまうと密着し、乾くどころか雨続きで湿気が全体に回り、晴れたと思ったら乾く間もなくまた曇るので、温度が上がって蒸れるばかりである。ええい、ままよとばかり晴れ間を狙って脱穀を始めてみると・・・
急に降り出してブルーシートで覆ってみたり・・・
次の晴れ間こそと祈るように再開してはまた降られ、収拾がつかなくなって、納屋に緊急避難させたは良いが、どっしりと水を含んでいるので狭い納屋でシートに広げ、夜っぴてうちわで扇ぎ続けてみたり・・・今シーズンは中手の稲の天日干しは最悪。
20160923 トルコ風焼きナス
トルコ風焼き茄子サラダが得意メニューに加わった。
ナスを皮ごと、中が柔らかくなるまで焼くところまでは日本と同じ。
違うのは、日本では皮の焦げ臭を取るために流水の中で皮を剥くが、トルコではむしろ焦げ臭を風味として味わう。
さらに全体を叩いて香りを引き出し、塩・胡椒・オリーブオイル・レモンで複雑な味のハーモニーを楽しむ。
加熱殺菌して脱気瓶詰めすれば、長期常温保存も可能。
2017年02月02日
20120922 秋の長雨
秋の長雨で一日に300ミリも降ると・・・
根腐れはいうに及ばず実腐れも心配でありまして・・・
中には水太りするやつや・・・
身体中に斑点のできる奴もいたりして・・・
なかなか愉快な畑の野菜たちであります。
こういうときに変に土を動かすとかえって厄介なことになるので、かねてから入れ場所に困ってた印鑑用の巾着を、アフリカ布の端切れで作って見たりして・・・俺こういうのん結構好きかも。
2016年12月16日
20161218 秋ウコンターメリック
私「あのー・・・カレーに使うターメリックを作ろうと思うのですが、春ウコンと秋ウコンと、どう違うんですか ?? 」
店主「春ウコンは、春に植え付けをするから春ウコン、秋ウコンは、秋に収穫するから秋ウコンという。」
私「あのー・・・では春ウコンはいつ収穫するのですか ?? 」
店主「そら秋やがな。」
私「あのー・・・、ほな秋ウコンはいつ植え付けるのですか ?? 」
店主「そら春やがな」
私「あのー・・・どう違うのか教えていただけませんでしょうか ?? 」
店主「だから春ウコンは、春に植え付けをするから春ウコン、秋ウコンは、秋に収穫するから秋ウコンという。」
私「・・・では、カレーに使うターメリックを作るためには、どちらを植えたら良いのでしょうか ?? 」
店主「知らん」
こうゆうばやい、若かった頃の私ならば、この店主を徹底的に追い込んで土下座するまで謝らせたものであったが、もうすぐ還暦を迎えようかという年頃にもなると、さすがに人間もまろやかになってきて、両方買ってきて両方植えたのであった・・・そこまでは良かったのだが、どっちにどっちを植えたのか、どこからどっちがどっちのウコンだったのか、書いたものをどっかやってしもたんで、境目と思しきところから掘り出して行ったら、案の定混ざってしもた。
2016年09月20日
210160921 夏の終わり
台風が過ぎて夏が終わった。西日本の夏は長い。そして自然農の畑では、巷で夏野菜と思われているものは、秋に本格的に取れはじめる。
私はナス科が苦手なはずだったのだが、今年はヤケに調子が良い。
トマトは青いうちから割れてくるが、こんなにたわわに実ることは珍しい。
今年のヒットは唐辛子類、ペーニョちゃんを筆頭にあらゆる激辛唐辛子がすくすく育つ。
茨城の黒花豆も、栽培が困難と言われながらも半分は生き残って実をつけはじめた。
そしてこれはなんとガルバンゾ、何度目かの挑戦でここまで生きながらえた。おそらく日本では梅雨明け以降に蒔くと良いのかも、しかし夏が短いから実をつけるまで行くのかどうか・・・
これはトルコの白ズッキーの緑斑種、たぶん緑のズッキーの花粉が飛んだのであろう。