まあエロエロ・・・いや、いろいろあったが今年もなんとか首の皮一枚で持ちこたえて年が越せそうで、ありがたいことでございます。今年最後の新メニュー、前々からやってみたかった丹波黒大豆のイタリアン・ローストきなこねじり焼き菓子。豆としてお金をいただくにはあまり適当でない状態のものをローストして粉に挽いて、黒糖蜜で捏ね上げて麺棒で伸ばして、ブロックに切れ目を入れてオーブンで焼いてみた・・・鼻から後頭部を直撃する強烈な苦味・・・手応え十分。ちょと塩入れて全体を引き締めたらせ商品化できるかも・・・茅葺現場仕事も終わり、残すは大晦日までの夜のバイトのみ・・・ほんまに、ほんまにささやかな短時間のお祝いだが、昨夜即興で作った小麦ふすまを薄く薄く伸ばして焼いたものにテリーヌや、いただいた舌肉の燻製を乗せて、かなりヘビーな赤ワイン「Columbia Crest」で一人忘年会。家飲みするカネも時間もないが、いや、ないからこそ、こんなひとときが貴重。ありがたい。皆様良いお歳を !!
2017年12月29日
2017年12月21日
2017年12月07日
20171207 脱穀終了
脱穀終了。「豊里」60kgと「サリー・クイーン」たったの20kg・・・ううむ・・・これは痛い。古代米その他合わせても90kgそこそこ。すみません今年は販売分ありません。自分で食べる分よーやっとです。得意の「サリー・クイーン」たったの20kgが痛いなあ・・・シチューに合わせるインディカ米がほとんどないやんけ・・・だいぶ隣家から嫌がらせされたしなあ・・・苗代荒らされたり植えあと踏みにじられたり、あげくのはてに草刈機でヤラレたもんなあ・・・まだ稲木燃やされへんかっただけマシか・・・自分の作った米を一年食えるだけ幸せか・・・しかし体力が年々落ちる。あと何年やれるんやろ ?? やれんようなったらどうなんねやろ・・・心配しててもしゃあないし、とりあえず新米「豊里」に赤米「神丹穂」ちょっとまぜて炊いてみる・・・やっぱりウマい・・・たまらんわ・・・さて、残すは黒豆の脱穀とエンドウの植え付けと四角豆の取り入れか・・・もうちょいや。
2017年12月04日
2017年12月03日
2017年12月02日
2017年11月30日
2017年11月26日
20171126 ヤツガシラ
さあ、今シーズンの農作業も大詰め。一ヶ月早く訪れた本格的寒波のため作業も前倒し、遅れている作業と重複して重荷になる。毎日朝夕稲木を点検する。スズメは稲を引きずり下ろしてついばむ。寒さのため丹波黒大豆の熟成が早まり、刈り取って稲木に架けて乾かす。青いものは今年最後の枝豆として味わう。インゲン類も急速に枯れたので、収穫して柵を撤去する。その跡地にも小麦を捲く。土が凍る前にショウガを救出する。ウコンはまだ白い。熟成が始まる前に冬が来て枯れてしまったからである。真ん中のヤマブキ色の部分に期待する。これらの跡地には玉ねぎを定植する。小麦と玉ねぎのために、来週以降の小春日和と、適度な降雨を期待する。頼まれていた柿取りをする。もうかなり熟んでしまって、めぼしいものは鳥に食べられた後である。それでも200個ほどあって選別する。そこのおばあちゃんに、サトイモやサツマイモの越冬の仕方を教わる。この地では土が凍るので、地中での越冬は凍結することが多く、そうならないまでも虫や獣にやられる。そこでこの地に伝わる方法は、土を少し盛り上げた上に芋を置いて、1m標高くらいの籾殻の山をその上に作り、さらに稲わらの束で覆うというものである。おばあちゃんが持っているのは、ヤツガシラという、盆で仏前に供える、ズイキをとるための里芋の一種である。さあここまでやり切って、残す作業は、ソラマメとエンドウの定植、稲の脱穀と籾摺りとなった。ゴールが見えてきた。夢の農閑期はもうすぐそこだ。
2017年11月23日
20171122 仁義なき殲滅戦
さて先日のショーロの会の当日は、予定では稲刈りも終わり、ハザ架けされた稲穂が夕陽に染まるのを眺めながら、ビールでも飲みつつ脱穀を待っているはずだった。一年の労苦を癒すべき、自分に対するご褒美の予定だったのだ。ところが実際には、相次いで来襲した二つの台風と、それに刺激された秋雨前線による一ヶ月近い長雨で農作業が遅れに遅れた上に、近所から柿とりを頼まれたり、農繁期を終えて暇を持て余した近隣農家の嫌がらせに応対しなければならなかったところへ、一ヶ月も早く真冬の寒波が押し寄せて土の作物の救出を優先しなければならなかったり、きわめつけに直前になって洗濯機・ミキサー・掃除機・自動車がほぼ同時に、しかも使ってる最中に故障して、もはや万歳三唱しながらヘラヘラ笑ってる状態だった。いうまでもなく、天上の宴の翌日は泥沼の地獄の始まりであった。次の寒波が来る前にパン用小麦の種まきと、これも遅れに遅れたタマネギの苗の定植を終えなければならぬ。そのためには一刻も早く稲刈りを終わらせなければならないのに翌々日には次のまとまった雨があり、その後もう一段強い寒波が予想されていた。通常の倍のスピードで、まさに地を這いずるようにしながら稲刈りを終え、田んぼを踏み荒らした余勢を駈って麦播きをし、草をかき分けて苗を植え、なんとか急場をしのぐことができた。この哀れな百姓を、高圧線の上から無数のスズメが嘲笑するかのように見下ろしていた。夜のバイトへ向かうために急いで角を曲がったのと、彼らが編隊を組んで稲木めがけて急降下する羽音が鳴り響いたのは、ほぼ同時だった。こうして次なる闘い、スズメとの仁義なき殲滅戦の幕が、無慈悲にも切って落とされたのである。
2017年11月18日
20171118 作業が団子
今年は秋の作業が団子状態・・・柿が不作の年に近所の農家に「柿を採らせてくれ」と頼んだばっかりに、大豊作の今年は千個を超える柿の選別に追われ、二つも連続しておいでなすった台風と長雨の影響で稲の刈り旬が二週間も遅れ、そのくせ一ヶ月近くも早く訪れた氷点下の朝に、それより早く採っておくべきだった作物を慌てて採り入れ、雨の日は夜っぴてそれらの加工に追われ、稲刈りを始めたは良いが、台風で四方に倒れまくった株の根元に穂が絡み付いて、刈り取り作業が大幅に遅れ、いまごろはとっくに秋晴れに輝く稲木を眺めながら脱穀を待っているはずだったのに早朝から深夜まで泥沼状態。一週間経ったのにようやく半分。明らかに去年よりも低下した体力を意識しながら「豊里」刈り取り終了。明日明後日とイベントが続くが、全く準備できてない状態で、これから・・・